カッコ内はドラフトされた年

【大嶺祐太】(06)
デビュー戦の西武ドームで初回、ルーキーらしからぬ豪速球でファンの期待を爆発させたが、その後すぐに制球難を露呈し、序盤でKO。数年に一度は充実したシーズンもあったが、いずれも翌年以降に続かず、その度にファンは大きな溜め息をついた。結局最後まで制球力と球威を両立・持続させることはできず、メンタルの弱さも足枷となるなど、性格がプロ向きではなかったといえる。

【唐川侑己】(07)
ビジターでホークス相手に鮮烈なデビューを飾り、BIG3の中でも頭抜けた存在となったかに見えたが、交流戦頃から失速。1試合で見てもシーズン通して見ても、一度ダメになると修正が効かないのが彼の最大の欠点。今年も序盤に中継ぎで好投して適性を示したかに見えたが、一度打ち込まれてからはピリッとしない投球が続き、シーズン終盤に差し掛かる前に抹消された。2年続けて活躍したイメージが無いだけに、来年の調子が懸念される。

【服部泰卓】(07)
2010年代前半に一年だけそこそこ中継ぎで活躍したが、それだけで終わってしまった。ドラ1というわりには特筆すべき強みもなく、しばしば「左で投げているだけ」と揶揄された。

【木村雄太】(08)
今回挙げた中では最も失敗に終わったドラ1で、全く活躍の機会が無かった。折角の長身もまるで活かせず、前述の服部もそうだったが、まさに「左で投げているだけ」という表現がピッタリ当てはまる投手。

【荻野貴司】(09)
デビュー年、プロ野球界全体を震撼させたその類い稀な脚力は、衰えこそあれど今もなお健在。皆もご存知の通り怪我に悩まされ続けてきた野球人生だが、30代半ばに差しかかって今年ようやく規定打席に到達。脚力だけでなくバッティングセンスも兼ね備えており、怪我さえ無ければ今頃は球界を代表するほどの外野手になっていたに違いない。

【伊志嶺翔大】(10)
荻野にも引けを取らない脚力とバッティングで、外野の即戦力としてデビュー年を全うした。…が、これがキャリアハイで終わってしまったのは本当に残念。伊志嶺・荻野・岡田の三人で盗塁を量産する様は一部で「幕張リニア」と呼ばれていたのは記憶に懐かしい。

【藤岡貴裕】(11)
競合で引き当て、大学No.1左腕として鳴り物入りで入団、デビュー戦で圧巻の投球を披露して鮮烈を放った、…までは良かった。しかしすぐに制球難とメンタルの弱さが露呈。成績は下り坂になり、いつしか「左の大嶺」と揶揄されるように。ロッテ晩年では中継ぎでそこそこ奮闘したが、首脳陣を信頼させるには至らず。その後移籍先となった日本ハムでも輝きは取り戻せず、巨人たらい回しされることとなった。

【松永昂大】(12)
即戦力左腕としてデビュー年からブルペンを支えている。近年は減少傾向にあるが、たまにとんでもない炎上やポカをやらかし、幾度となくファンの怒りを買ってきた。それでも左腕が絶滅危惧種である我がチームでは、これからも貴重な戦力であることに変わりはない。

【石川歩】(13)
伝家の宝刀シンカーで新人王・最優秀防御率のタイトルを獲得してきた実力派右腕。ここ2・3年は不調に苦しむことが多く、かつての輝きを失っていたが、今年の後半で復活の兆しを見せた。老け込むにはまだ早く、来年は完全復活を賭けた勝負の一年となる。

【中村奨吾】(14)
攻・走・守の三拍子が揃った内野手として大きな期待を背負って入団。しかし、あまりにも荒削りだったその能力は、チームの柱を任されるようになってきた今もなお、開花には至っていない。着実に成長を重ねてはいるが、あとはいかにパフォーマンスを安定させる術を身に付けられるか。

【平沢大河】(15)
高い将来性を持って入団。しかし内野・外野ともに競争相手が多く、実績重視の現監督下ではなかなか出場機会を得られていない。懸念材料であるバッティングの粗さを克服できるかが鍵。

【佐々木千隼】(16)
外れ1位でも5球団が競合したほどのポテンシャルを持って入団。しかし、デビュー戦で初勝利こそしたものの、その投球スタイルは随分と小さくまとまってしまっていた。当然そんなスタイルが長く持つはずもなく、いつしか一軍で見ることは無くなった。今年の後半はまた少しづつ先発の機会も増えてきたが、かつてのこじんまりとした投球に変化はあまり感じられず。果たして今後長くプロでやっていけるのか、不安は少なくない。

【安田尚憲】(17)
未来の和製大砲として期待を背負って入団。この2年間はファームで基礎力強化に励んできた。2軍ではすでにその長打力を如何なく発揮。1軍での活躍が待ち遠しい。

【藤原恭大】(18)
大いなる素質を秘めた高卒外野手。開幕間もなくデビューを飾ったが、やはり1軍の壁は厚かったようだ。まずは荒削りな能力を研ぎ澄ますべく、ファームで経験を重ねる。

【佐々木朗希】(19)
希望の大谷コースか、それとも絶望の藤浪コースか。未来の至宝を育てる責任はあまりにも大きい。