受験シーズンも終わり、春からは高3に進級し大学受験を目指す人。
また残念ながら浪人が決まってしまった人。
来年の受験に向けて頑張ってください。
私の受験生時代(20年ほど前の理系ですが)
「英語が苦手なので理系に行くことにした」
「数学が苦手なので文系に行くことにした」
こういう人がポツポツいました。
まず「英語が苦手なので理系に行くことにした」という人。
確かに入試科目は特に最近受験生の減少から科目が減って
数学と理科のみという大学も増えています。
しかし、大学入学後を考えると理系で英語ができないことは結構苦しいです。
卒業研究や修士論文を作成するときの情報源は、英語で書かれている論文がほとんどです。
外国の成果を参考にするほどスゴイ研究をする気もないんでいいや!
と思っている人がいるかもしれません。
ところが、研究活動というものは世間に発表して
受け入れられて初めて「成果」となります。
受け入れてもらうのは日本国内のみではないのです。
ほとんどは欧米の学者たちと成果を競います。
ですから英語で成果を記述して世間に評価を問うのです。
こうなると「高校の時英語苦手だったからな~」と言って逃げることはできません。
大学入学後はクラブやバイトやデートで地味な英語の勉強なんてしばらくやっていません。
また英語に限らず、語学というものはすぐに成績が上がるものではありません。
でも16~20歳あたりに詰め込んだ知識というものは
しばらくたっても不思議と体が反応して出てきます。
なので、今のうちからコツコツと勉強しておくことが大切です。
次に「数学が苦手なので文系に行くことにした」
経済学のある分野では微分や積分を使うこともあります。
また心理学では統計処理を使う場合があります。
しかし、大抵の文系学部ではややこしい数式の処理能力は必要ありません。
数学を学ぶことで得られる大切な能力は
論理的な思考能力を養うことです。
文系も論理的思考能力を使って論文を作成する必要があります。
「論理的な思考能力をつける本」といった類の本が最近ワンサカと出ていますが
高校から大学時代に数学を学習することで
社会人になってから論理的思考能力の訓練をあわててしなくても
基礎はできているので、アドバンテージを得られます。
こうして見ると、せめて大学に入るまでは科目の食わず嫌いをしない方が
大学入学後も、さらには社会人になってからも役立ちます。
あと半年ほどたたないと本格的な受験モードにはならないでしょうが
時間的余裕のあるこの時期に多くの科目に挑戦してみてはいかがでしょうか?