なぜスピーカーを床に直置きしたらダメか?周波数応答特性測定で一目瞭然Polk Audio E20 | グラ山ギターのブログ

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毎週健康のために山登りをしています。低い山ばかりですが播磨の山々は岩山が多く景観がすばらしい所が多いです。山頂などで演奏しています。 井上陽水のカバーが多いです。
暑い時期は山登りは控えています。

スピーカーを設置する時に、スペースがないためよく床に直置きする人を見かける。または机の上の奥の方に設置しているのもよく見かける。
スピーカーは直置きではなくスピーカー台などで高い位置に置いて耳の高さに合わせるのがオーディオの常識である。


スピーカーを直置きすると、直接波以外に床で反射した音が強力に干渉して、周波数応答特性を乱し、異様な音質に変化してしまうからである。

 

Polk Audio E20は評価が高く、日本でも売れ行きが伸びているスピーカーである。このスピーカーを用いて床から0cm,22cm,38cm上にスピーカーを配置した時の周波数応答特性を測定比較した。
(測定ツールはpythonで記述してpyinstallerでexeに変換したものを使用しています。
https://ameblo.jp/trcman1/entry-12761449871.html
の記事を参照してください)

 

床直置き

床より38cm浮かして設置

周波数応答特性測定結果(96kHz24bit,マイクとの距離30cm)

 

その結果、床から38cm上に浮かせると、周波数応答特性は平坦で70Hz~20kHzまでほぼ平坦な特性を示している。
床の上に直置き(0cm)すると、500Hz~10kHzに渡って、ゲインが落ち込んだりディップ特性を示している。

スピーカーをスピーカー台の上にのせて、耳と同じ高さになるように正しく設置して、音楽をバランスの取れた良質な音質で楽しむべし!