エクソソームと漢方薬 | グラ山ギターのブログ

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毎週健康のために山登りをしています。低い山ばかりですが播磨の山々は岩山が多く景観がすばらしい所が多いです。山頂などで演奏しています。 井上陽水のカバーが多いです。
暑い時期は山登りは控えています。

7月29日にNHKで放送されたサイエンスZEROで、NHKスペシャル「人体」シリーズの中で解説していた臓器と臓器の会話について、さらに突っ込んだ解説がされていました。
 
臓器同士の会話はエクソソームというmRNAやmiRNA,タンパク質をメッセージとして脂質二重膜に包まれたたもので行われ、会話相手に渡されたら、脂質が破れて中のmRNAやmiRNA,タンパク質が放出されて、それをメーっセージとして相手の細胞が働くというものらしい。
癌細胞は周辺に毛細血管を集めるためにこのエクソソームをうまく使ったり、免疫として働くT細胞に攻撃するなというメッセージをエクソソームに託して、転移しやすく制御しているとのこと。

野菜やくだもの、卵などの食材にもエクソソームが含まれており、食材によって独特の働きをする。ショウガは肝臓の障害を抑えたり、ゆで卵に動脈硬化を抑えたり、記憶力を高めたりする効果があるとのこと。
食品は加工すれば加工するほど元々含まれていたエクソソームは壊れていくと思われますが、漢方のように乾燥だけというのは、意外とエクソソームが保たれて効果が発揮しやすのかなと思いました。
 
早速、エクソソームと漢方薬でGoogle 検索をしてみましたが、残念ながらこの2つの関係は何も研究されていないようでした。
エクソソームが発見されたのは2007年でまだまだ解明されていないことだらけで、これからの研究成果が期待されます。
せいぜい200年しか歴史のない主に化学合成で作る西洋薬が、現在の医療の主役ですが、ひょっとしたら4000年の歴史を持つ漢方薬の方が病気の治療には合理的なのかもしれません。