調子が悪い時にはどうすれば? | フクロウのひとりごと

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愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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以前にも何度か書いたことがあると思いますが…、みなさん、楽器をやっていて調子が悪くなることってありますか。そんなとき、どうしていますか。どうやって解決していますか。試してみたらいいこと、書いてみます。

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 


 

 

  調子が悪い時

 

調子が悪くなるのには、いろいろと原因があるのかもしれません。
体調や練習内容、ほんとうにさまざまな原因が考えられると思います。
練習していて、なんだか調子が悪い。
原因がわかって解決策や練習方法がはっきりすればいいのですが、そんなことばかりでもない。
どうにも調子が悪い、違和感がある、でも、原因も対応方法もわからない…
ありませんか、そんなこと。ぼくはあります。
そんなとき、どうしたらいいのでしょうか。
いくつか提案してみます。
 

 

  楽器をメンテナンスする

 

楽器をメンテナンスしてみる。
この前オイル差したの、いつですか。
掃除したのはいつですか。
グリス、変えてますか。
マウスピースブラシ、使ってますか。
リードはへたってないですか。
今の楽器ってね、オイルが切れたくらいでは動かなくなったりしないのですよ。
だから、かえってよくない。
普通に動いているのだけれど、でも、オイルやグリスが劣化してくれば鳴らなくなるのです。
メンテしてみたら、『えっ、これだけだったの?』ってこと、ありますよ。
なんだか調子が悪いな、と思ったら、まずは楽器をちゃんとメンテしてみましょう。
 

 

  基本に立ち返る

 

難しいことや高度なテクニックではなく、超基本的なことに、ていねいに時間をかける。
難しい音域や技術ではなく、簡単な、たとえばひとつの音を発することとか、そういう超簡単なこと。
それに、ゆっくりじっくり取り組んで、そのクオリティを上げていく。
ほんとうに上手い人って、たったひとつの音を発するだけでも、なにかが違いますよね。
その音、動き、プロセス…
そういうものを、ていねいに熟成させていく。
たとえば高音でカベに当たっているとする。
その原因は、その音域にあるのではなく、根本的にはもっと普通の音の中にある、
そんなこと、少なくないと思うのです。
 

 

  1日休む

 

もし毎日欠かさず練習しているのであれば…
なんだか調子が悪い、違和感がある、でも、原因も対処方法もわからないというのであれば、
1日、楽器から離れてみるのも、いいと思います。
うまくいかない練習をするよりは、1日休んでリセット、リフレッシュする方が有意義かもしれません。
それだけで解決することだって、あると思うのです。
身体に疲れがたまっていたのかもしれない、
視野が狭くなっていたのかもしれない、
休むことで道が見えてくることだって、あると思うのです。
楽器を練習しているときだけが練習、ではありません。
もしかしたら煮詰まっていた、のかもしれません。
 

 

  インプットする

 

楽器を置いて、だれかの演奏を聴きに行きましょう。
レッスンを受けに行ってみるのも、いいと思います。
本を読んだり映画を観たりして、楽しみましょう。
とにかく、なにかをインプットする。
そんなことがプラスになることも、あるように思うのです。
特に、ほかのだれかの演奏を聴くことは大切ですよね。
楽器を練習するだけが練習ではないのですね。

さて、なんだか調子が悪いとき、あなたはどうしていますか。