記録媒体の話 | フクロウのひとりごと

フクロウのひとりごと

愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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記録媒体、たとえばCDRとかカセットテープとかSDカードとか、MDとかフロッピーディスクとかDATとか、いろいろありますが、みなさんはどんなものを使われたことがありますか。どんなものを持っていますか。

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 


 

 

  現代では

 

今、写真も、音声も、映像(ビデオ)も、みんなSDカードに記録する時代ですよね。
あんな小さなカードに、写真が何千枚も、映像が何時間分も、音楽が何十時間分も入っちゃう。
大変な世の中だとは思われませんか。あたりまえ?
昔、デジタルの黎明期(ぼくが中学生ぐらいの頃)、こんなことが言われたものです…
「そのうち回るものがなくなるんじゃないか…」
回るもの…
記録媒体って、昔は必ず、中でなにかが回っていましたよね。
もちろん今でも、CDHDDは、中で媒体が回って記録している。
回るものがなくなるなんて、当時は考えられなかったですからねぇ…
 

 

  その昔

 

昔っても、1世紀も前ではないですよ。
ほんの数十年前…
記録媒体といえばカセットテープ一択でした。
それで、FM放送などから音楽を録音して聴いたものです。
オープンリールというテープむき出しの大きなテープレコーダーもありましたが、高級品でした。

(最初の写真)
そして音楽を買ってくるといえば、レコード(アナログレコード)一択でした。
(一部、テープでも販売していたみたいですが…)
テレビ番組を録画するのは、ビデオテープというでっかいテープでしたね。
今の中高生は知らないのではないですかね…
それからしてみたら、現代って隔世の感がありますよね!
 

 

  あらわれては消えていったもの

 

あらわれて、一瞬で消えていったものもありましたよね。
たとえば、MD
あれは何だったのでしょうね…
ぼくはじつは使ったことがないのですよ。持っていなかった。
いちど、音源をMDでいただいたことがあったのですが、
聴けないから知り合いにデジタルデータにしてもらいました。
それから…
DATってご存じですか。
デジタル・オーディオ・テープレコーダー。
これ、持っていましたよ。今でも持っています(どこかにあります)。
自分のコンサートやライブを、これでけっこう録りました。
これ、すごいちっちゃいテープなのですよ(カセットテープにくらべたら…)。
でもあれも、いなくなっちゃいましたよねぇ…
 

 

  デジタル

 

ぼくが中学生の頃が、ちょうどデジタルの黎明期だったのです。
音楽を、符号に変換して記録する…
レコードやカセットテープって、多少の加工(イコライザー)はしてあるとはいえ、
基本的には、音の信号がそのまま記録されている。
レコードの溝を拡大してみれば、音の形が見える。
でもデジタルは、音楽を単純な、でも高密度な符号に変換して記録する。
ノイズはない、ワウフラッター(回転の揺らぎ)もない、クロストーク(信号の漏れ)もない、
まったく劣化することなく、音を記録できる。
まるで夢のような未来の新技術みたいに言われていたのです。
そして今ではこれのおかげで、コンピューターの中や、小さなカードの中に音楽が入っちゃう。
 

 

  CD

 

CDプレイヤーなるものが出てきて、初めて聴いた時のこと…
なんて冷たい作り物のような音なんだろうとガッカリしたことをおぼえています。
デジタルって、劣化はないけれど、一方で、こぼれたものは切り捨てる技術ですよね。
(詳しくは割愛しますが…)
でも、いろいろな技術の進歩によって、今では不自然さはほとんど感じなくなっていますね。
そして、新しい媒体が生まれることで古いものは淘汰されていった。でも…
アナログレコードはなくならなかった。
それはやっぱり、(デジタルではない)アナログの音に魅力があるからですよね。
昔は、デジタルでレコーディングすることが売りになっていた。
現代ではむしろその逆になっていたりもする。
なんだか面白いですよね。

さて、みなさんはどんな媒体で音楽や映像を楽しんでいますか。
どんな媒体を使われたことがありますか。