ぼくの楽譜書き始め | フクロウのひとりごと

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愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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みなさんは、楽譜って書かれますか。作曲?編曲?

きょうはぼくがなぜ楽譜を書くようになったのかを書いてみたいと思います。
 
こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。
 

中学、高校

たしか以前にも書いたと思うのですが、
中学校の時の吹奏楽部は、パート譜を五線ノートに書き写して使う決まりでした。
楽譜を書く経験を、ということなのですが、
ただ見よう見まねで、今から思えばけっこういい加減に書いていました。
 
高校の時は、基礎練習のパターンを書いたりはしていました。
2年生になった、ある時、なにかの曲の楽譜を書いて行ったら、それを見た同級生が、
「お前、調号ってのはな、つく順番ってのがあるんだぞ、知らんのか!?」と(^_^;
なにしろ、そんな程度だったのです。
その後ソルフェージュを習って、鍛えていただきました。
 
高校の時に書いた基礎練習の楽譜…
 

大学生になって…

大学に入って、1年生の時、先輩方とトロンボーンカルテットをやっていました。
どういうきっかけだったのか、もう忘れてしまいましたが、
ある時、ビートルズの『イエスタディ』を書いて持って行ったのです。
初めての編曲?
普通に始まって、真ん中の部分がスウィングになるアレンジでした。ほんとうに、見よう見まね。
ところが、それがなぜか評判良かったのです…
 

依頼が来た!

『福見は編曲が出来るらしいぞ』って話になって、いろいろ依頼が来るようになったのです。
音楽鑑賞教室用のアンサンブル曲などを編曲したりしました。
資料の楽譜なんか手に入らないから、頭の中にある音の記憶だけで書いたら、
「ほんとに記憶だけで書いたのか?」と疑われたりしました…。
そんなふうに書いた楽譜、けっこうあるのですよ。資料なんか見ない…
 
たしか大学2年生になる頃、大編成ブラスアンサンブルの編曲を頼まれました。
またまた、『イエスタデイ』。
今度は、まんなかのところをジャズワルツにしました。
たくさん小節線を書くのが面倒だったので、3/4ではなく6/8で書いて顰蹙を買いました…(^_^;
そんな感じで、おもにトロンボーンや金管のアンサンブルをたくさん書いていました。
 
 

オーケストラ

大学3年生の頃…
「福見くん、オーケストラ書けるよね、編曲おねがい!」
はっ!?(゜ロ゜;ノ)ノ
弦楽器の楽譜とか、どうやって書けばいいのさ!?
またまた、見よう見まね。
ボウイングスラ一書かないとね、ぐらいは思ったと思います。
「書けません」「出来ません」とは言いたくない意地っ張りな性格のせいで、
いろいろたくさん貴重な経験をさせていただきました。
 

いろいろたくさん…

それからはもう、ほんとうにいろいろやりました。
「これ2曲、明日までにオーケストレーションしてきて!」とか、
「ヨーロッパ民謡でボレロ(ラヴェルのね)みたいな曲書いて!」とか、
「これ(津軽三味線を録ったカセットテープ)に吹奏楽伴奏つけて!」とか、
「ホルスト惑星15人編成の吹奏楽にして!」とか、
「これ(YouTube)楽譜にして!(オーケストラ)」とか…
耳コピも、たくさんやりました。鍛えられましたよ。
各種アンサンブル、吹奏楽、オーケストラ、ビッグバンド、ジャズアンサンブル、山ほど書きました…
 
編曲は無数にありますが、作曲は、まだそう多くはありません。
作曲した楽曲については、過去にブログに書いていますね。
 

習うより慣れろ

みなさんも、楽譜、書いてみませんか。
自分が書いたものが音になるのって、楽しいですよ。ワクワクします。
最初の頃はワクワクするのですが、経験が増えてくると、『思ったとおりの音だったな』になります。
なにしろ、習うより慣れろ、です。
で、そのうち、それでは満足出来なくなるので、そしたらその時に習えばいいのです。
ぼくもだから、バークリーの理論を習いに行きました。
 
楽譜を書く経験が出来ると、演奏にも指導にも、幅が広がりますよ。
さあ、書いてみませんか。