私はもともと、途上国で働きたくて医師という職業を選びました。
以前は結婚に憧れがなく、自分の子どもが欲しいという気持ちもほとんどなかったので、基本的に夢を追って生きてきたわけなのですが、幸せなことに夫と三人のこどもに恵まれました。
子どもが産まれないとわからないことはやはり多く。
こんなに身動きが取れなくなるとは、やはり産む前には想像できなかったことでした。
そして自分自身の考え方も相当変わり、子どもが産まれてからは自分より子どもが優先になりました。
男性は少しまた違うのかもしれませんが、私の夫を見ていると、彼も私と同様のように思います。
外で働いているので平日はあまり育児には関われないけれど、土日に個人的な用事で出かけることは年に数回。
やりたいことを我慢させているのかもしれないと、私は不安になるけれど、近くに子どもの世話を頼める人もいない現在、もし彼が土日も一人で出かけるような人であれば、結婚生活はとうの昔に破綻してしまっていたかもしれません。。
ちゃんと研修を積むことができたのは卒後5年目まで。5年目に第一子が産まれ、出産前後で半年くらい休んだのちに非常勤の仕事を始めましたが、そこから今までの五年間、第2子、第3子が産まれたりで常勤に戻る環境ではありませんでした。
第3子が一歳を過ぎ、常勤に戻ることを考えています。
祖父母が飛行機の距離でのフルタイム共働きは、やはりシッターさんなど、家に入って育児や家事を代行してくれる方がいなければ難しいようにも思っています。
私が働くことで子どもたちにストレスや不安を与えたくない。
きちんと教育を受けられる環境で勉強したい。
二つの気持ちは常にせめぎあって、思考はそこから先に進まないのです。
ここで原点に帰って、自分がどんな仕事をしたいのかを考えてみると。
日本で働くことはそもそもの希望ではありませんでした。
本当に医師が必要とされている場所で働きたい。虫が苦手だけど、そんなこと言ってられません。
今日国境なき医師団のサイトを久しぶりに覗いてみましたが、外科、麻酔科、産婦人科の医師が募集されていました。やはりそのへんが足りないのだなと。
乳腺外科を専門にしようと勉強してきた私なのですが、方向転換も考えていて。
というのは、外科専門医の資格を継続するために、一定数の手術件数が必要なのですね。
医師の多い東京で働くうえではこれはなかなか厳しいことで、小さな子どもが三人いる私にそれができるのだろうか。。
妊娠、出産を経て、産婦人科には大きく興味をもつようになったのですが、これから一から産婦人科の研修を始めるのは難しいことでしょうか。と、誰に聞いているのでしょう私。
乳腺外科の知識と手術実績もあるので、乳腺が診れる産婦人科医、途上国では役に立てるかも。
子どもたちが小学校に上がるまでもう少し待つのか、来春から研修に入るか。
なかなか思考が前に進まないので、具体的に動きつつ考えようと思います。
