長文を英語でしゃべる時はどうすればよいか? | ネイティブ英語のススメ

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「知識ゼロ」の状態から、ネイティブと「対等」に話すためのビジネス英語を学ぶ

前回記事では、英語を話すには日本語の文章の発想と英語に翻訳しながら話すという

2つを同時に行うのが日本人にとって効率の良い話し方だとお話ししました。


しかし、英語の文章は長くなればなるほど高度な文法知識を要求され、

英語に変換する時間も遅くなってきます。

そして1文が長くなる場合、

英語と日本語では一番最初にその文章のどの部分を話すかが違ってきます。

例えば、「準備ができたら教えてね。」という場合、

英語ではLet me know when you're ready.というように、

メインの文章を先に言うという事がよくあります。

(もちろん文脈によってはwhenの節を先に言う事もあります)


この文章はまだ短いですが、以下の文章を仮に英語で話す場合はどうでしょう?


「私は今回のレポートで、現在日本企業が直面している問題は何か、そして企業の社会的責任を果たす為にはどのような対策を講じるべきかについて書くつもりだ。」


このような長い文章の場合、英語ではI'm going to writeから先に書くでしょう。

このように、同じ文章でも話し始める箇所が違うのです。


ではこのような長い文章を作るときのポイントですが、

主語とメインの動詞を何にするかを瞬間的に決める事です。

そして、なるべく日本語の語順通りに訳すことが大事です。

つまり、日本語を発想した順に訳せるようにするのです。

その後に、英語の5文型のいずれかに即して訳し始めます。

5文型は正しい文章を作るために必要なので、必ず覚えてください。


先ずは主語とメインの動詞を決めます。

ここでは I と writeにします。


そして、日本語の語順通りに訳す為、「今回のリポートで」は副詞句ですので文頭に持ってきます。

なのでIn this report, I'm going to write aboutと話し始めます。

その後、日本語の語順に従って「現在日本企業が直面している問題は何か」を訳します。

ここでは、what is (are) current issues Japanese corporations are facing


次に「企業の社会的責任を果たす為にはどのような対策を講じるべきか」を訳します。

日本語の語順通りに訳します。

and, in order to fulfill corporate social responsibility, what measures they should take.


全文を訳すと以下のようになります。

In this report, I'm going to write about what is(are) current issues Japanese corporations are facing and, in order to fulfill corporate social responsibility, what measures they should take.


ちなみに、日本語の語順にもっとこだわるならば以下のような訳になります。

「私は今回のレポートで、現在日本企業が直面している問題は何か、そして企業の社会的責任を果たす為にはどのような対策を講じるべきかについて書くつもりだ。」

In this report, what are current issues Japanese corporations are facing and, in order to fulfill corporate social responsibility, what measures should they take? This is what I'm going to write about.

となります。

私がもし同時通訳をしている場合は、おそらくこの様に訳すでしょう。


しかし、英語の語順さえ体得していれば主語+メインの動詞が先ということは分かっているはずなので、

I'm going to writeと始めた方がより自然になります。

ちなみに、I'm going to write in this report about

としても良いです。


以上です。

かなりざっくり話しましたが、こういったテクニックの詳細は

私のサイトで今後アップしていく予定です。

http://www.honmono-eigo.com