ランド・オブ・プレンティ スペシャル・エディション [DVD]/ミシェル・ウィリアムズ,ジョン・ディール,リチャード・エドソン

¥4,935
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ヴィム・ヴェンダース監督による、「9.11 アメリカ同時多発テロ」を題材にした映画。
ベトナム戦争、そして「9.11」の事件がトラウマになり、一人でアメリカをテロから守ろうとする男(ポール)と、その姪っ子(ラナ)の物語。

ラナはアフリカとイスラエルで育ちで、彼女が伯父を探しに10年ぶりにアメリカのロスに帰ってくるところから、物語は始まります。


実際、あの「9.11」の後遺症に悩む人は少なくないのかも知れないな。それくらい衝撃的な出来事だったから。このテーマの映画はアメリカ視点のモノが多いが、この映画はドイツ人の監督が撮っているせいか、とても客観的視点で語られています。

ヴィム・ヴェンダースの映像は、どのシーンも悔しいくらいにセンスが良くて、都会も荒野も空も美しくて感動させられます。

映画の最後に ある歌が流れます。「May the lights in The Land Of Plenty Shine on the truth someday」(豊かな国の光が真実を照らす日が来ますように)

そしてラナは語ります、テロで亡くなった人の声を聴いてほしい。報復を望んでいるのかと。
「声に耳を澄まして」ってね。



ラナのイスラエルの友人から送られてきた映像をPCで見るシーンがあって、おそらく聖戦で亡くなった男の映像の後に、「Better have pains of peace than Agonize of War」(戦争の苦しみより、平和の痛みを選ぼう)と書かれた垂れ幕がありました。この言葉は問題の根の深さを物語っています。
それぞれの宗教に対する考え方とかね。


もし、本当に双方がテロや聖戦で亡くなった人たちの声を聴く事ができたなら、少し何か変わるんじゃないかな。どうだろ、わからないけど、そんな気がします。





10年前、NYのグラウンド・ゼロの前に立った時、あまりの光景に言葉を失くしてしまった。あそこには、何もなかった。それがショックだったんです。