北嶺中について(長男) | 2023年中学受験するよ(たぶん)

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2023年,最終的に,長男が中学受験(関西)に挑戦しました。
その記録等々。

こんにちは。りょうたろうです。

 

先日、K陽中の受験について触れましたが、

1月に入ると,

塾のトップクラス層の生徒さん

(H学園ですと,Vクラス・Sクラスの生徒さん)は,

前受けとして,

北海道の北嶺中と、愛媛の愛光中

を受験される方が多いように思います。

 

この2校の受験について

思うところを述べたいと思います。

(ちょっと長いです。)

 

今回は北嶺中です。

 

1 試験科目

基本4科目だが、

大阪会場のみ3科受験も可です。

 

2 配点

国120、算120、理80、社80です。

(ただし3科目の場合、点数を1.25倍とします。)

 

3 2023年度の結果

【受験者平均】

国68.1、算75.3、理53.7、社50.1

合計247.3

【合格者平均】

国72.3、算81.4、理55.8、社54.5

合計264.0

【合格最低点】

(特選)295(併願B)218

特別選抜は、上位1割とのことで、

合格最低点がかなり高いですね。

ちなみに,2023年度は平均点が高めでした。

理科・社会の平均点が軒並み上がっています。

 

ちなみに,試験後には,

点数や順位も教えてもらえるのでありがたいです。

(miraiコンパスで確認可能)

 

4 日能研偏差値

北嶺中(特選)66(併願)57

特選は,やはり難しめの評価ですね。

甲陽学院と同じ数値です。

実力のある方でも,ミスを繰り返してしまうと,

足元を掬われてしまいます。

 

5 問題の個人的印象

 個人的な感想を述べます。

・国語は,字数制限付きの記述問題が多く,

文章題が3題出題されることも含めて考えると,

試験時間を気にしながら回答する必要があります。

・算数は,「最難関校の受験対策をしている

生徒さんにとっては,当然知っていると思われる

テクニック」を前提にした問題が多く出題されているな,

という印象を受けました。そのため,そのような

テクニックを身につけているかどうかで

出来に差が出るような問題であるように感じました。

(テクニックがなくても,その場で考えれば

一応解くことはできるのですが,方針がなかなか定まらず,

時間がかかってしまったりしてしまいます。)

 算数が苦手な方は,1番2番,そして各大問のはじめの

小問を確実に解いていくことが大切です。

・理科は,計算問題やグラフの問題が必ず出題される他,

頻出される分野のうろ覚えでは対応できないような,

ややひねった問題を出す傾向にあります。

 また,問題文のリード文を前提に,その場で考えさせる

問題も出題されます。

 時事問題的な問題も見られます。

・社会は,漢字で解答できるよう対策しておく必要が

あります。

 また,満点阻止のためか,細かい知識問題もぼちぼち

出題される傾向にあります。そのため,できない問題が

何問かあっても,その問題を気にしないことが大事です。

(そのような傾向が見られたため,我が家では,

社会科は受験しませんでした。)

 

・もちろん,基本的な問題も出題されるのですが,

全体として,「標準的な学習をしている生徒さんの

目先を変えて,対応力を試そうとする」問題を

出題しているような印象があります。

 そのため,統一日に受験する中学がオーソドックスな

問題を出題するような学校の受験生(例えば,国立中や,

洛星,清風南海,高槻,大阪桐蔭,開明,清風,明星,

関関同立など)の場合,問題に面食らう可能性もあるので,

受験する際には注意が必要です。

 一方,国語の記述問題を多く出題する灘や甲陽,

基本的にはオーソドックスな中で,たまに少し視点を

変えた問題を出題しようとする大阪星光,西大和,

洛南を第一志望とする生徒さんには,ちょうど

合っているかなと思います。

(社会はやや難しめですが。)

 

 あくまでも個人的感想ですのでその点はご配慮願います。