シャングリ・ラ ホテル&リゾーツはこのほど、中国チベット自治区に「シャングリ・ラ ホテル ラサ」をオープンした。
独特のチベット文化を体感できる非日常の空間
同ホテルの訪問客は、本物のチベット文化とホスピタリティを体験することができるという。ホテルを訪れるとまず、ハダ(儀礼に用いられる伝統的な白いシルクスカーフ)を受け取り、チェマ(豊作を祈るためにチベットで用いられる木製の器)に入った大麦が宙にまかれる。部屋では、チベットの茶器にてヤクバター茶が振る舞われる。
当地の文化的に重要な仏教スポット、ポタラ宮とノルブリンカは、同ホテルから徒歩圏内。また、山々や氷河、砂漠のような自然を楽しむために、ワンストップのビジネスセンター「Routes」のスタッフが、団体旅行や個人旅行、ツアー、観光などの手配を行う。
同ホテルのチベット様式の門を抜けた先には、この土地の植物や花々で彩られる伝統的なピクニックガーデンを配置。日没後は、手作業で建てられた2棟のパビリオンが、ヤクバターのランプの灯りに照らされる。また、ロビーのデザインには、伝統的なチベット文化がとり入れられている。
伝統的なチベット文化がとり入れられたロビーとフロント
地球上で最も標高の高い地域にオープン
ラサは海抜3,650メートルに位置し、旅行客は高地に順応する必要がある。そのため、同ホテルには酸素ラウンジを設置したほか、フルサービスのクリニックを用意するなど、総合ヘルスケア設備を整えている。
レストランは、地元の料理から世界各国の料理まで、いつでも食事ができる「アルティテュード」と、四川料理と本格的な広東料理を用意する「香宮」がオープン。7月には、チベット・雲南スタイルの料理のレストラン&バー「シャンバラ」がオープンする。
チベットの太鼓を飾ったレストラン「香宮」の内部
6月末まで特別料金プランを設定