サンフランシスコダウンタウンから北側の海岸に出るには山越えになります。サンフランシスコにケーブルカーができたのはそんな理由によるものと思います。私は大抵,西の方の平坦な道路を使って北側に出ます。バークレーに住み始めた頃,車で来てフィッシャーマンズワーフに行くのにきつい坂道を通ったことがありました。そんな頃の事を思い出して,きつい坂の道を使って北側まで走ったことがあります。選んだのはDivisadero St.でした。登りを過ぎると北側のサンフランシスコ湾が開けて見えるのも迫力があります。

 空港方面からUS-101で北上するとI-80になる感じですが,US-101本線は左に分岐し,間もなく一般道に入っていきます。その降り口は2つの道路につながっています。Duboce Ave.とMission St.です。前者はEXITとなっていますが,後者は101NORTHとなっています(EXITとは書かれていない)。一般道への降り口と言う意味では同じですが,後者,実はこのUS-101の続きとなっているのです。

 US-101を進むのはちょっと複雑です。ミッション・ストリートに一旦入ってから,左折してバンネス・アベニューへと続くのです。写真はミッション・ストリートからバンネス・アベニューに曲がる手前です。左の方に車線の進行規制が表示されています。難しくはありませんが,すごく複雑です。

 ベイブリッジはサンフランシスコから外に向かう方は通行料がとられません。その代わり,反対車線が上を走り,左右には橋げたが見えて見晴らしはあまりよくありません。それが通行料金がかからない理由の一つかも知れません。片道5車線あります。バークレー方面に行くには左側の車線が好ましいです。しかし,橋は約10 kmあるので,無理をしなくてもいずれ車線変更のチャンスはありますので慌てません。バークレーに住むことになったとき,空港からバークレーまで学生さんに送ってもらいました。そのとき印象に残った景色の一つです。

 サンフランシスコからベイブリッジを渡ったオークランドを内陸に進んだところにウォールナットクリークという町があります。ここのホリデーインエキスプレスの料金がリーゾナブルなので何回か使ったことがあります。オークランドからそこに延びる道がCA-24です。写真はCA-13とのインターチェンジ付近です。CA-13はバークレー方面からこちらに来るのに便利な道です。このインターチェンジの手前までは一般道です。インターチェンジ手前に信号機があるのが印象的です。バークレーに住み始めた頃,ヨセミテまで家族でドライブしたことがあります。そのとき使った道でもあります。このインターチェンジを越えて進むとI-580に入れます。I-580で東に進んで行きました。その頃,モーテルは予約なしでも泊まれることもしりませんでした。暗いうちに出発して,この辺りで夜が明けたことを覚えています。

 友人がインディアナポリス郊外で起業したとのことで活躍ぶりを見せていただきに行きました。その際,パデュー大学を見てきました。写真は大学前を走るミッチ・ダニエルズ・ブールバードです。道の状況は他の大都市周辺の郊外の町中と同じようでした。ちなみにこの時もレンタカーを借りたのですが,友人が車を出してくれたため,借りたレンタカーはほとんどホテルの駐車場に駐めっぱなしでした。レンタカーのガソリンはタンクを空にして返しても良いという契約でした。返却時,係員が気をきかせて,使っただけのガソリン代を払えばよいという契約に変えてくれました。

 サンフランシスコ空港のレンタカーオフィスで車を返してエアトレインに乗ると窓からこれまで走っていたUS-101が見えます。しばらくフリーウェイともさようならという心境になります。「さっきまで走っていたのに」などと思うのです。これは帰国するときいつも思うことです。

 サンフランシスコ市内方面からサンフランシスコ国際空港に行くにはこのUS-101を用います。写真はI-280とのインターチェンジ付近です。ここを通るたびにこの橋は何だろうと思っていました。Google Mapで調べてみると歩行者専用の狭い道でした。レッドウッドシティーに住んでいた友人はI-280よりUS-101(いずれもサンフランシスコとサンノゼを結ぶ)の方が好きと言います。私はこの辺りの狭さが印象にあり,I-280の方が好きです。確かに空港より南はUS-101の方が平坦です。

 I-80(インターステート80号線)でベイブリッジを越えるとI-80の終点となります。そして,US-101(国道101号線)へとつながります。この感じから,US-101南行きがここから始まるような気になってしまいます。しかし,標識にあるように,US-101の南行きにも北行きにも行けます。違う見方をすると,I-80がUS-101にぶつかって終点となる感じです。ただ,US-101の北行きは間もなく一般道になります。そういう意味からI-80がUS-101の南行きに引き継がれる印象を持つことになるのでしょう。標識のEXIT 1Bと書かれている真下辺りにストロタワーが見えています。

 イェルバ・ブエナ島を超えると橋は吊り橋型となります。こちらは地震に対して問題はないそうで,今でも同じ橋がかかっています。この橋を越えると,遠くニューヨークの方から続いているI-80の終端となります。右手にサンフランシスコダウンタウンのビル群が見えます。写真では見えていませんが,正面にはストロ・タワーが見えます。このタワーはサンフランシスコのテレビとラジオの電波を出している塔です。三本の柱からなるユニークなデザインです。一度見に行きました。従業員と思われる人に訊いたところ,「見せる所は何もない」とつれなく断られました。

 ベイブリッジはイェルバ・ブエナ島を境に2本の橋からなっています。オークランド側は,地震に対する耐性がないとして架け替えられました。今は単層の往路復路2本となっています。その工事が始まっている頃の古いベイブリッジです。2層構造になっていて,空が見える側がサンフランシスコ方面になっています。サンフランシスコ方面のみ有料です。鉄道の鉄橋のイメージのトラス橋です。’95にあったイベントで,ここを歩きました。バンク・オブ・アメリカに行った時の店員さんとの会話で,現在はそのような企画はないとのことでした。