ホテルの部屋で紅茶をいれました。飲み終わるとカップに茶渋が付いていました。水で洗ってみましたが茶渋は落ちませんでした。毎日部屋の食器を洗う人には申し訳なく思いました。後で調べてみるとローマの水は極めて高い硬水で,タンニンと水道水のカルシウムと結合して不溶性の茶渋ができるようです。ということは私だけがこんなに茶碗を汚しているわけではないということです。以降,遠慮なく茶碗に茶渋を付けても良いと割り切ることにしました。
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バチカン市国で美術館を断念したことを前の記事で書きました。次に大聖堂に行ってみるとやはりすごい列でした。相棒と相談してこちらも中に入るのを一度は断念しました。そしてサンタンジェロ城に行った後,相棒は帰ることにしました。私はもうちょっと見てから帰ることにしました。どこかと考えましたが,一旦は大聖堂に戻って考えることにしました。特に思い当たらなかったので列に並んでみました。すると不思議なことが起こりました。係員が「入場券を持っていない人はこちらへ」と誘導しました。ずっと前に進むことができました。日本からの女性のグループはあらかじめ入場券を購入してあったとのことです。私がずっと先の入り口に近い方に誘導されたので彼女らは「何で?」という感じでした。私は誘導された先に行くとすぐにセキュリティーチェックがあり,そのまま中に入れました。実は大聖堂への入場は無料だったのです。調べてみると彼女らが購入したチケットはドームへの登頂のためのものでした。私が無料の所を入ったら,そんな方に登らなくても十分に感激できる場所でした。ドームへ登頂した人たちはかなり待たされたことでしょう。
バチカン市国に行きました。先ずはバチカン美術館を見ようと入り口の方へ行きました。すると長い行列が目に入りました。どこが行列の最後尾かと探していると係員らしき人が,「並ぶと4時間。スキップできるチケットがあるよ」と行ってきました。胡散臭いので入場は止めました。しかし,後で調べてみるとそういうのが公式にあるらしいことが分かりました。通常の入場券が高いのに,スキップ入場券はその倍の値段でした。チップ制度のある国らしいと感じました。チップも身分の高い人が低い人に恵む意味合いがあると思われます。
昔イタリア旅行をしたとき,午後の中途半端な時間にホテルのレストランに入ったら「1種類のスパゲッティーだけならできる」と言われて注文したことがあります。ほとんど何も具の入っていないスパゲッティーでした。多分ペペロンチーノだったと思います。それが何ともおいしかったのです。「さすがイタリア」と思っていました。今回,それが忘れられず,スパゲッティーを注文しました。それは日本でもあるような平凡な味でした。“イタリアだからおいしい”というわけではありません。日本と同様,店に依るものだということでした。
(写真はイメージです。空港ラウンジのスパゲッティーです)
ホテルで夜中にトイレに行こうとスリッパをはこうとしました。ベッド横に脱いであるはずのスリッパの片方がありません。ベッドの下に蹴ってしまったかと思いました。ベッド下はかなり低くて,頭を下げても見えません。ハンガーを挿しこんで左右に振りましたが手ごたえがありません。考えてみると,スマホならかなり低い位置から撮影できます。そこでビデオモードにしてライトをつけながら左右に振ってから見てみました。ありませんでした。ミステリーです。高級ホテルでは夜中に掃除が入ることがあるらしいですがそんなに高級なホテルではありません。
結局見つからず,朝になりました。毛布をはいで見るとなんとベッドの中にありました。スリッパは飛行機に付いているものから順繰りに使うことにしています。ここでは,イスタンブールのクラウンプラザのスリッパを使っていました。クラウンプラザのスリッパが一番使いにくいと思います。甲表(足の甲の上になる部分)がぺらぺらなので,脱ごうとしてもなかなか脱げないことがあるのです。また薄いので履いている感が少ないのです。そのため,脱げたと思ってベッドに入ってしまったのです。どうも連泊の場合,寝具を替えてもらえないようです。ただ,幸いのことにツインベッドルームだったので,翌日は隣のベッドを使うことにしました。
(ベッド下のビデオ映像の一コマ)
ホテルからイタリア鉄道に乗るとき,切符はホテルで購入しました。その価格は1.5ユーロでした。ところが,帰るとき同じコース逆向きですが,駅の窓口で購入したところ1ユーロでした。この差は何かと考えてみました。おそらく,ホテルの手数料が入っているのでしょう。また,このチケットはペラペラの紙に印刷したものでした。刻印機を通すことはできません。実際通す必要はありません。この切符には発行時刻がきさいされていて,1時間30分間だけ有効と書かれています。これにより2回使うことができないからです。ホテルで売っている切符はいつでも使えます。そのため,刻印機で使用開始時刻を印刷して以降使えないようにする必要があります。
それなら,ホテルの駅から乗るときホテルに手数料を払わなければならないのは不合理という感じがします。多分,ネットで購入すれば1ユーロで乗れるのだと思います。次にローマに行ったら試みようと思います。ホテルで購入すると50%増しですから。
この旅行では,携帯の地図が頼りになりました。現在いる場所,どういう移動方法で目的地に行ったらよいかなど調べたり,見ながら移動しました。すると途中でバッテリー残量低下の警告がでました。日本では,朝バッテリーをフル充電して置けば1日中使うことができました。どうも,地図を立ち上げておくと,画面を消しても電池は食い続けているようだということが分かりました。目的地まで案内を続けさせたいものです。ずっと使いたい場合はモバイルバッテリーは必須だと思いました。しかしへんなモバイルバッテリーだと発火の危険が高いですし,中国経由だと没収されてしまうらしいです。帰国後,詳しい相棒に教えてもらって買うことにしました。
コロッセオに行くと例にもれず長い列ができていました。訊くと我々の入場券の入り口は反対側だというのです。反対側に回り,チケットに書かれた時刻まで待ちました。入るとグランドフロアで,全体が見渡せました。地下も覗くことができました。ショーの準備はその地下で行われていたのでしょう。上の方にも見学者がいました。そちらに移動しようかと思ったら,係員がいて,我々のチケットでは行けないと言われました。
チケットを購入するとき,グランドと上の方が分かれているとは思いませんでした。24H ONLY ARENAと書かれていて,ONLYとはどういうことかという疑問はあったことはありました。改めてチケットの下の方を見ると「このチケットに含まれていないもの」という項目があり,1階,2階,地下は含まれていないとのことでした。1階,2階というのは,日本でいう2階,3階のことです。日本の1階はグランドレベルです。上の階も見てみたかったです。予約ミスでした。
コロシアムの入場口にトイレがありました。相棒が個室に入ろうとすると便座が取れていました。「じゃあ,隣は?」と確認するとやはりありませんでした。考えてみるとローマのどこでも,ホテル以外で便座のついているトイレを見たことがありません。そういう構造かと思うとそうではなさそうです。取り付けた(取り外した?)跡は全てあるからです。悪い人が外すのか,管理が面倒なので設置者が初めから外しているのかは定かではありません。私は旅行用の紙の使い捨て便座カバーを持っていました。相棒にそれを差し上げましたが,それでも使いにくかったことでしょう。
真実の口のある教会に着きました。映画「ローマの休日」ではこんな鉄格子はなかったような気がしますが,後ろの方の入り口から入るようになっていて,長い列ができていました。皆,真実の口に手を入れて記念写真を撮りたいのです。何となく子供じみた行為であり列を待たなければならないので,相棒と相談して列に並ぶのは止めました。鉄格子の外から十分に観察することはできるのです。相棒も同じようにするのだろうと,相棒がどこにいるのか気にせずに鉄格子の後ろの方まで回り込みました。そこは,教会の入り口でした。そのまま教会の中に入って見て回りました。
見終わった頃,相棒も教会内にいるのだろうと見まわしましたが見つかりません。その時,相棒は次の場所に移動するためのバス停でも探しているのかと思いました(その時,バスを探すのが相棒の役割になっていました)。そこで教会の周りのバス停を探してみました。結局教会を一回りしてしまいました。元の場所に戻ったので携帯で呼び出してみました。すると,真実の口鉄格子前にいたのです。相棒は国際ローミングを使っていましたが,不安定で私のWifiの電波を使わないと電話が使えませんでした。私が近くになったので通じたのかもしれません。相棒は「はぐれたら場所を動かないのが原則」と言っていました。ずいぶん待たせてしまい申し訳ないことをしました。










