宿には、日本人のおっさんが長年泊まっていた。

 

何をしでかしたか分からないが、沖縄で漁師をしていて船でミャンマーまで来たらしい。怪しかったものの、街に詳しく様々な点で私たちをサポートしてくれた。

 

ミャンマーのような通貨の信任度が低い国には、正規の為替レートとは別にレートの高い「闇レート」がある。

私は闇両替をしたが、たった100ドルで鞄に入りきらないほどのミャンマー紙幣に変わり、まるで億万長者になったかのような気持ちになった記憶がある。