2016年4月24日
ダブリンの中央郵便局GPOからリフィ川沿いに下流へ歩きました。
ジャガイモ飢饉の追悼の像を訪れるためです。
街路樹の新芽がきれいな歩道を歩きました。
これは近郊列車のダートの高架のようですね。
税関custom houseを通りすぎます。
Great Famine ジャガイモ飢饉とは,
1840年代に起こったジャガイモの疫病による不作に発端します。
100万人以上が死亡,200万人が海外移住を余儀なくされ,アイルランドの人口は20%も減少したそうです。
疫病はヨーロッパ全土にわたったようですが,
アイルランドでは,特にジャガイモに依存している農家が多かったことと,
貴族や領主がイギリス,ブリテン島に在住し,
アイルランドからの地代として,ジャガイモなどの食料の輸出を
続行していたため,悲惨な飢饉になってしまったそうです。
1997年にトニーブレア首相が,追悼集会で,
イギリス政府の責任を認め,謝罪したそうです。
単にジャガイモの不作だけが原因でなく,政府の対応による悲劇,
その傷,わだかまり,不信感は現在にも続いているようです。
政府の的確で迅速な対応が必要だと歴史が教えてくれています。
そのころ,16回にもわたってアメリカへ移民を運んだ帆船ジーニー・ジョンストン号
飢餓博物館になっているそうです。
ダブリンについての下調べほとんどできていなくて,
訪れていません。残念
帰国してから調べました。
探すと,小さくジーニージョンストン号が写っていました
話はそれますが,
第53回ギャラクシー賞で報道ステーションの2作品が受賞しましたね。
実はギャラクシー賞というものも,今回初めて知りましたが,
「ワイマール憲法」特集は,永久保存だと思い,録画しているので,
折々に見直したいです。
見直す必要のない時代が来ることを願っていますが。