2016年4月23日(土)

ドロヘダの街を歩きました。

 

恥ずかしいというか,情けない記録です。

 

高いところから,ドロヘダの街が見たくて,ミルモント要塞へ登りました。

 

街のどこからでも見える要塞なら街が見渡せるだろうと思い,

 

バスステーションの近くから上がりました。

 

 

入口

 

塔の下に資料館もありました。

 

入り口で笑顔で出迎えられましたが,何を言われたかわからず,

 

私の英語耳ダメえーんと泣きそうになりましたが,

 

ゲ―リック(ゲール語)だったそうです。

 

ホッとしましたが,その区別もつかないのは,問題ありそうです。

 

閉館直前だったし,風景が見たかっただけだったので,

 

塔だけのチケットを買おうとしましたが,館長さん(多分)がしきりに資料館を見ることも勧められます。

 

でも,時間もないので,塔だけでいいですと,

塔だけのチケットを買いました。

 

でも,どうぞ見てくださいと言われるので,展示を見ていきました。

 

 

 

 

 

 

 

翌日がイースター蜂起100年目ということがあるのでしょうか,

 

イースター蜂起についての展示が入いっすぐの部屋にありました。

 

クロムウェルによる大虐殺の歴史も私に知ってほしかったようでした。

 

他の来客があり,説明できないけど・・・と残念そうでした。

 

展示は全部はじっくり見れなかったし,日本語ないし(当たり前),

 

理解しきれませんでしたが,見学できてよかったです。

 

とその時には,このくらいの感想しかなかったですが,

 

昨日,オバマ大統領の広島訪問のニュースを見ていて,

 

感じたことがありました。

 

オバマ大統領のスピーチは内容が濃く,

 

苦しんだ人たちの痛みをわかろうとする努力が伝わりました。

 

なかなか核軍縮が進まない苛立ちも。

 

そして,被爆者の方々の「原爆資料館の見学10分は短すぎる」というため息。

 

私も同感でした。

 

資料館を見れば,核兵器がどんなに非人道的で許されないものか肌でわかると,

 

期待していました。

 

とにかく見てほしい。

 

 

 

ドロヘダの歴史博物館の方,ドロヘダに住んでいる人たちの思いも同じでしょうと思い当たりました。

 

教科書でクロムウェルはそんなに悪いイメージで習った記憶はないんですが,

 

かなり残酷なことを命じていたようです。

 

 

歴史は苦手・・・と逃げちゃいけないんだなあと思いました。

 

学ばないといけない。

 

広島の話へまた戻ると,

 

人類初の核爆弾が広島・長崎で使用されてしまい,

 

その結果,核兵器は恐ろしいものだ,使用してはいけないと,人類が学んだなら,

 

核兵器はすぐなくなっていたはず。

 

これは,利用できると考え,人間の命より優先してしまった人間がいたから,

 

今もなくなっていないんですね。

 

歴史を知り,学ぶことは大切だと肝に銘じます。

 

固まっている頭には,なかなか新しいことは入ってくれませんが,

 

勉強していこうと思いました。

 

そして,他の人の気持ちを想像し,共感できる力・感性が大切ですね。

 

ドロヘダの歴史博物館の方,ドロヘダに住んでいる人たちの思いに

 

しっかり答えていない自分を恥じます。

 

 

 

 

そこまでの気持ちはまだ生まれていないまま,塔に登った写真を載せます。

 

 

 

 

今この写真を見ると,包囲されて立てこもっていた様子がしのばれます。

 

 

 

 

 

 

 

さらに塔の中に入り,階段を上ります。

 

 

 

 

 

 

塔の内部