前回の続きで、奈良県の古墳巡りについてです
天理市杣之内町の東乗鞍古墳を見学させていただきました
以前は全長約75mの前方後円墳と言われていたのですが、2017年以降の調査で、本来の全長は約85mに達すると判明しました
古墳時代後期前葉の築造
まず、杣之内石塚古墳まで行きます
googleで出ます
現状では柿畑で、小山全体が古墳の墳丘か、または頂上のみに小規模な古墳かと考えられています
西側に回り込むと、東乗鞍古墳の墳丘に出ます
木が多いのですが、前方部(黄線)、後円部(赤線)が見えます
後円部は、シートがかかっていて崩れ気味なのかもしれません
2月にも調査が行われており、荒らしてはいけないので気をつけながら見学させていただきます
玄室長約7.6m
玄室内には、阿蘇溶結凝灰岩製のくりぬき式家形石棺、二上山白色凝灰岩製の組合式石棺があるようですが、現在は立入禁止
後円部から前方部を見たところ
前方部から後円部を見たところ
こういう写真を友達に見せても、見せられたほうは困るでしょうね(笑)
竹藪に覆われた後円部とか、こちら前方部ですって言われても、ただの森にしか見えないです
東乗鞍古墳の南にある夜都岐(やとぎ)神社にも寄りました
茅葺の神社なので、これは珍しいですね
環境破壊にならないし、茅葺はすごくいいと思うのですが、茅葺職人さんは、全国で150人ほど(関西テレビ2019年)しかいないそうです
こういう技術を継承できるように、茅葺がもっと注目されてほしいなぁと思いました住むのも良さそうです🏠
(参考文献)天理大学附属天理参考館・天理市教育委員会「杣之内古墳群」2021年