前回の続きで、岡山県の古墳巡りレポートです
岡山市福谷の磯ヶ部古墳に行きました吉備津神社の北にあり、最寄り駅はJR備前一宮駅です
岡山県内には石棚をもつ古墳が6基ありますが、磯ヶ部古墳がその中の1基なんです
石棚マニアとしては見ておきたい古墳のひとつ
飯盛山から派生した丘陵に入ると間もなく、南に開口する横穴式石室の石材が見えてきました
径14mの円墳で、7世紀前半の築造と考えられています
横穴式石室は、全長(現状で)5.66m
石室入口は、破壊されて失われている可能性あり
玄室幅・奥壁天井石側で1.09m、下部は1.32m。
埋まっているので石室高は不明ですが、奥壁部分で2.3m
床のように見えるのが石棚
石棚の板は、奥壁に組み込まれておらず、両側に水平に組まれているだけですほほ~
奥から石が3枚あり、一番手前の左に、三角のように見える石が出ています
奥から2枚目の石が欠けているような形なので、不足部分を補う意味があったと考えられているそうです
そうなると、ここでの石棚はよく言われているような構造強度のための梁というより、例えば見た目を意識して造られた埋葬施設だとか、何か別の意味があるのかなぁと思いました
石棚の下の空間は、石棚下面から底の土砂までは0.56cmで狭いですね
埋まっているので、正確な高さは不明
側壁は、面が整えられていてキレイですね
石棚については疑問があるので、図書館で資料を読んできましたただ、昼間の仕事中に図書館に行くと、会社に戻るのが夕方になるので怪しいですよね(笑)
ランチにしては長いし
週末のランチだと友達と出かけることがあり、こんな感じです
友達は、ご主人にこう言われたそうです。「古墳の話はつまんないけど、楽しそうに聞いてあげないとダメだよ」って
「つまんない」って、ですよね~(苦笑)
でも優しいご主人さん、そう言ってくださってありがとうございました~
(参考文献)古代吉備研究会「古代吉備 18」1996年4月