前回の続きで、岡山県の古墳巡りについてですラブ

総社市久代の久代大塚古墳を見学した時に、合わせてどうしても見たかった古墳を見てきましたひらめき電球

 

正式名称がない古墳?(※)ですが、横穴式石室に赤色顔料が残る貴重墳です!!

久代大塚古墳のすぐ近くランニング

 

※公的な調査資料を探し中あせる

上矢印天井石を見つけましたが、奥壁側のほうがわずかに開いている程度でしたキョロキョロ

私の腕は入るので、カメラを入れて横穴式石室の中を撮影カメラ

上矢印驚きですびっくり

赤色顔料が残る横穴式石室、感動しました!!

こんなに色残りがいい石室は、なかなかないですよね旗

 

人間が出入りすると退色するので、このまま入れないほうがいいですチュー今後も色が残りますようにお願い

 

この後、同じ総社市久代にある長砂2号墳に行きましたランニング

県内唯一という横口式石棺(石槨)があり、7世紀代の築造とされていますレンチ

通称「長砂の石棺」というそうですキラキラ

上矢印標高40mの丘陵西斜面にあるのですが、羨道部前面が雨で崩落しており、足元がかなり悪い状況ですスニーカー

上矢印カメラ故障により、ピンボケ写真ばかりなのですが、雰囲気はわかるかなと思いますあせる

 

ほぼ真南に開口する横口式石槨は、竜山石のくり抜き式四角オレンジ

竜山石の横口式石槨は、石の宝殿(高砂市)以外にはなく、発注者の特別な意向があったと考えられるそうです王冠2

上矢印身の内法・長さ2.03m、幅0.86m、深さ0.57m、厚さ0.25m四角オレンジ

上矢印羨道部は花崗岩虫めがね

開口部の内縁を20㎝彫って浅い段を設け、ここに石蓋がはめ込まれていましたレンチ

現在、石蓋は近くの石碑の台になっています旗

上矢印総社市史には、羨道部は「石棺の整美さに比べると粗雑」と書かれていました笑い泣き

うーん、確かにあせる

上矢印墳丘は、一辺約9mの方墳と考えられていますが、もうわかりにくいですね虫めがね

 

この日に見た古墳の中で、一番の驚きは真っ赤な石室でした!!横口式石槨も素晴らしかったし、2基とも丘陵上なので、土地開発をまぬがれてこのまま残って欲しいなぁ~と思います爆笑

 

(参考文献)総社市教育委員会「総社市埋蔵文化財発掘調査報告書5 長砂古墳群」1987年3月