前回の続きで、福岡県の古墳巡りについてです
糸島市曽根の狐塚古墳を見た後、自転車で約1分という近さにある銭瓶塚古墳を見学しました
前方後円墳で、5世紀後半の築造
埴輪と岩偶が発見されています
土偶じゃなくて岩偶ですよ~
墳丘48.3mですが、後円部も前方部も市道によって大きく削られています
この自転車は、今回お借りしたレンタサイクル古墳号(勝手に命名)
もう前方部はなく、後円部は南側が削られていますが残存
前方部があったところに線を入れました
前方部は12.3mだったので、短めですね
後円部南側が削られ、断面がむき出し
断面を保護したいなぁと思いました
イメージで線を入れましたが、本来はもうひとまわり大きい後円部です
墳頂は未調査
主体部は損傷の可能性があるそうです
桜の手前あたり(くびれ部に近い後円部)は葺石の残り具合が良く、今は埋め戻されています
くびれ部に近い周壕から、岩偶が出土
結晶片岩製の人面像のようなもので、現状では顔と首だけです。
残存長10.3cmで、眉を寄せて歯をむき出しにしているオラオラ系の顔威嚇の表情を表しているそうです
辟邪の可能性があり、古墳を守ってきた人ということなんでしょうね
さてさて。
今日は、可愛い埴輪ちゃんカップをいただいたので、是非見ていただけると嬉しいです
色々といいことがあり、博物館からカップのプレゼントをもらったんですわーいわーい
仕事はソコソコでいいから、古墳巡りを頑張ろうという決意を新たにしました(笑)
好きなことが出来るって、幸せなことだなぁと思いました
(参考文献)前原市教育委員会「銭瓶塚古墳 前原市文化財発掘調査報告書第87集」2005