11月5日の吉野ケ里遺跡イベントに参加した翌日、福岡県久留米市の祇園山古墳に行ってきました
この日は、なんと大雨&強風
どうしても見たい古墳だったので行きましたが、大雨だし傘が壊れてしまったような強風の中、墳丘を愛でる私がいましたどうか指さして笑ってやってください
普通は行かないと思います
西鉄久留米駅からバスで紫山住宅前まで行き、そこから徒歩約10分
東西23.7m、南北22.9m、高さ5mの方墳で、古墳時代前期の築造(現地看板の情報)
看板が汚れていますが、墳頂の箱式石棺+墳裾にも62基の埋葬施設あり
高速道路工事で壊される予定でしたが、残してもらえて良かったです
古墳出現期の方墳で貴重なので、これがなくなったら一大事です
一部に列石が残っています
南側の方墳角の裾部ですが、ここに埋葬施設が9基
裾部に62基あるという埋葬施設は、箱式石棺墓7基、石蓋土壙墓32基(未調査5・不明2を含む)、甕棺墓3基、竪穴式石室13基(石棺系竪穴式石室を含む)、不明 7基。
形態の違いは階層を表していると考えられています
※古墳時代中期の墓も含まれる
南側調査時は、南側の葺石がわりと残っていたようです
草で見えにくいのですが、墳上の箱式石棺は、長さ2m、幅90cm
石棺には、元々約1.4m×1.7mの蓋石があったのですが、どうやってこの大きさの石蓋を造ったのでしょう
調査資料を読まなくちゃと思います
カメラが濡れるし、傘は壊れるしで最悪な古墳見学でしたが、だったら行かなきゃいいのにと思います(笑)
でも、見たかった古墳で満足度は1000%
今回はヨシとします
(参考)九州歴史資料館「Webパネル展 古墳時代前期の福岡② 古墳出現期の方墳 久留米市祇園山古墳」