前回の続きで、熊本県の古墳巡りについてです
山鹿市の岩原横穴群に行きました
熊本県立装飾古墳館の北に位置し、駐車場もあるので行きやすいですよ私はレンタサイクルです
崖面に横穴が131基あり、6つの支群に分かれています
6世紀後半~7世紀初頭の築造
このⅠ群には48基あるのですが、崖の高いところに掘られているのも多く、見学できる横穴は少ないのですが
その少ない中に、メチャクチャ貴重なものがあります
それが、この14号墓
手を合わせてから、中を拝見すると。。。
左右に各1、奥に1、屍床が合計3つ
玄室横2.5m、奥行き2.9m
天井は、屋根をかたどったドーム状
奥屍床の仕切り両側がゆるく反りあがっていますが、ゴンドラ形の舟をイメージしているものと考えられています
その上に、突起が2つ
舟の櫓を受ける櫓べそを表現しているようです
櫓を櫓べそにかけて、舟を漕ぐイメージなのでしょうね
反り上がっている仕切りの端(矢印↑)の右側に穴があり、15号墓と繋がっていました
14号墓の右には、その15号墓があります
わかりにくいですが、側壁の左に穴が開いていて、14号墓が見えました
15号墓は、14号墓よりあっさりした造りですが、三角文があるようです
舟の櫓べそが造られている横穴墓は少ないので、岩原横穴群に来たら14号墓は要チェックです
傷めないように、気をつけて見学しましょうね~
舟といえば、うちにも船形埴輪ががあるんですよ
ペーパークラフトですけどね(笑)
これは「船」なんですが、小型で手漕ぎの場合は「舟」と書くそうです
どちらにしても、私は船が苦手船酔いがすごいんです。
車にも船にも酔うし、お酒にも酔います(笑)
女性はホロ酔いくらいが可愛いと思いますが、ほぼ飲めないので女性らしい演出ができません
ちょっとは飲めるようになりたいですね〜🍷
(参考文献)熊本県装飾古墳館「熊本県立装飾古墳館研究紀要」平成4年度