前回の続きで、鹿児島県の古墳巡りについてです
JR川内駅からレンタサイクルでぶっ飛ばしてきたのは、薩摩川内市天辰町の天辰寺前古墳です
平成20年の区画整理で偶然に発見された古墳なのですが、平成に入ってからなので、そんなに昔の話ではないですよね
平地に突然登場する古墳なのですが、女性が葬られていて、なんと未盗掘でした
小さな丘が見えてきましたが、この一番上に円墳があります
公園化されているので、上がることができます
直径27~28m、高さ3m5世紀の築造
墳丘上に竪穴式石室がありますが、このあたりは板石を積む石室が多いようです
石室の模型がありました
板石を平置きしてやや内斜させた石室には、小柄な壮年女性が葬られていました
イモガイ製の腕輪を左腕に16個、右腕に2個装着していたようです
計18個!?身分を表しているか、または呪術者だったということでしょうか
大量のイモガイ製腕輪は、ただのオシャレさんではありませんw
墳丘からは、川内川やまわりの平野部が見えます
現地看板にあった、空からの写真
川と山に挟まれた場所ですね
赤い矢印のところが古墳ですが、開発された場所なのにまさか古墳があるなんて、近所の皆さんは驚かれたでしょうね
古墳の横に、石塔が移設展示されていました
年代不明も含め、1497~1906年の石塔が並び、年代を入れましたが水神碑やお墓もあります
古墳、近代のお墓・石塔も一気に見学できる(?)天辰寺前古墳公園でした
今日、東京は暑くて半袖で過ごしましたよもう夏みたいな気分です来週また古墳巡りなのですが、もう蚊がいるかも
外で過ごす時は、そろそろ気をつけましょうね~
(参考)webサイト 鹿児島県教育庁文化財課「かごしま文化財辞典」