前回の続きで、香川県の古墳巡りについてです
高松市鬼無町にある、平木1号墳を見学してきました
香川県立高松西高校の東にある坂道を上がっていると、墳丘がチラリと見えてきます平木古墳群に属する1基です
調査時には石室だけが残っているような状態だったので、現在の墳丘はほぼ復元です
直径18.2mの円墳、7世紀初頭の築造
平安時代にはもう横穴式石室が開口していて、人が入ってしまっていたようですが、遺物が残っていたことで時代特定などが出来ました
あ~良かったです
柵越しに玄室内が見えました
石室全長11.1m、玄室長さ5.4m、高さ2.1m~2.4m
追葬に使われたと考えられる陶棺の破片が出土しています
古墳からは平野が見えて、まさに古墳っぽい立地でしたあっ、青空に砂が写りこんでいます
平木1号墳の坂を下って行くと、神高池西古墳に出ます
個人のお宅にある感じなので、道路から外側を見学するだけとしました
草だらけで石室は見えませんでしたが、その向かい側にある古墳は全体像が良く見えました
見えるとはいっても道路からで、石室の石材が残っているだけですけどね~
コチラ神高池の水辺にある神高北西古墳で、池が満水になると見えなくなる水没古墳です
道路の上からの撮影石室側壁の基底石だけ残っていて、古墳時代の出土品はごくわずかだったようです
7世紀第1四半期頃の築造
この池にまつわる伝説が残っていますお奉行様が、池の工事のために近くの農家に泊まったそうなのですが、その家の美しい娘と恋仲になってしまったそうです
シンデレラストーリーじゃありませんかっうちにもお奉行様が来ないかな~(笑)
お奉行様とフォーリンLOVEどうか夢を見させてください
(参考文献)高松市教育委員会「市道山口l号線道路改良工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 神高古墳群 ー神高池北西古墳ー」2005年3月