前回の続きで、鳥取県の古墳巡りについてです
倉吉市巌城の向山6号墳に行きました
前方後円墳で、古墳時代後期の築造
山道はありますが、私はこの道がわからなかったので、藪をかき分けながら到達しました
向山の尾根上にあり、全長39m
後円部に、南に開口する横穴式石室が残ってはいますが、2016年の地震でかなり崩れました。
羨道の手前に長い墓道があるようですねほほ~。
石室が傾いており、まぐさ石が割れていて危険なので、入るのを諦めようと思ったのですが
どうしても中を見たいので、2~3分だけ入らせていただきました
ここは鳥取県ですが、熊本県北部の石室と構造が激似なんです死床仕切石がコの字形に3か所あり、3人埋葬されたようですね
肥後系石室との関係を知りたいのですが、本格的な調査はされていません
玄室長さ3.2m、幅3.0m、高さ2.5m
よく見ると、仕切石が赤いです
赤色顔料が残っています
西側は、もう仕切石が倒れて土砂で埋まり気味でした
でも、かなり丁寧に造られた石室だと思いました
被葬者3人の関係も知りたいですね~
玄室奥から外を見たところ。巨石の割れ具合が目立ちますので、早々に出ました
かなり貴重な石室なので、これ以上崩壊しないことを祈ります
全然関係ないんですけど、古墳オタクはいつもこんな感じです
古墳では泥だらけで真っ黒なので、普段は白を着たいのです(笑)古墳でこのロングヘアを見かけたら、声かけてくださいね
(参考文献)平成28(2016)年鳥取県中部地震による 石造文化財の被害調査 2019 鳥取大学 地域学部 考古学研究室・保存科学研究