今年初めてのブログですが、引き続き古墳巡りについて書いてまいりますので、お付き合いいただけますと嬉しいです
前回の続きで、長野県の古墳見学記です
松代町の桑根井空塚古墳を見に行きました
同町内にある竹原笹塚古墳(昨年12月11日のブログに掲載)を見た後、レンタサイクルで約15分のところにある、桑根井空塚古墳を目指しました
まず、先に桑根井久保古墳に到着です
桑根井久保古墳のすぐ南に、桑根井空塚古墳が見えますので、早速行ってみます
横穴式石室が合掌形天井になっているという、特異な形態をもつ古墳です
手前が現代の墓所になっていて、奥に開口している石室が見えました
土石混合の円墳で、経17m、高さ3.5m
古墳時代後期中葉の築造
おお~っ、石室が三角です石室全長6.1m。
竹原笹塚古墳と同様の合掌形天井ですが、比較するとこちらのほうが残りがよく、玄室はほぼ完存です
奥に入らせていただきたいところですが、入口に菩薩様石像があるので、今回は遠慮させていただきました
玄室長さ4.2m、高さ1.1m、幅1.45m
右側壁に4枚、左側壁に3枚、羨道左右両側に各1枚ずつ、板石が三角に組み合わされていました
全国色々回っていますが、まだまだ面白い古墳がたくさんありますので、今年も頑張って見ていこうと思います
2023年もよろしくお願いいたします
(参考文献)松代町史 続巻 1987.5