今月に入り、長野県で古墳巡りをしてきました
まずは、長野市松代町の竹原笹塚古墳を目指して、レンタサイクル(1200円)を借り出発
雨が降りそうなので自転車は危険ですけど、電車もバスも見当たらない場所なんですよせっかく電動自転車を借りたのに、電動のバッテリーが切れていて、辛い旅になりました(笑)
11基ある東条古墳群に属する古墳で、6世紀半ば築造の積石塚です
この古墳は、横穴式石室が合掌形になっていて、この地域独特の特徴ある積石塚なのです
見えてきました横穴式石室が三角です
経26m、高さ3.6mの円墳
うわぁぁあ◎▲×♪☆~!(←感動のあまり、もう言葉にならない様子)
見事な三角です
平石を両側に3枚ずつ、中央に向かって傾けて立て、石室中軸線上で組み合わせて屋根形にしています
平石は、長さ1.5m、幅1~1.7m
玄室は、長さ4.2m、幅1.4m、高さ1.8m無袖の長方形懐中電灯無しで撮影できました
百済の古墳と似ているそうです出土品は馬具
基部に石材を1段置き、その上に奥壁1枚
奥壁側から外を眺めたところ
玄室は、中が一段低く竪穴スタイルになっています玄室入口側のみ、基部の石材が2段で、あとは1段でした
羨道に赤彩が残っているらしいのですが、見逃しました
どうやって石の先を合わせたのかな「お~い、そっちの石をナナメに持っててよ」って気軽に頼める重さじゃないので中に土を詰めて、両側から立てかけていったとか
それにしても。約1500年経っても、これが崩れていないのはゴイスーです
(参考)比較考古学試論 筑波大学創立十周年記念考古学論集増田精一編 1987.6