少し前になりますが、6月に島根県出雲市の今市大念寺古墳を見学してきました島根県の古墳については6~8月に書いており、その続きになります
最寄り駅は、JR山陰本線出雲科学館パークタウン前駅ですが、私はJR出雲市駅でレンタサイクルを借りて行っています
大念寺というお寺の墓所内にある前方後円墳6世紀中頃の築造(資料により多少異なる)
全長92m、後円部径46m。横穴式石室があります
石室に入る場合は、市役所文化財課で許可をいただきます
横穴式石室は全長12.8m両袖の複室構造
なんと、中には日本一サイズの家形石棺があるのです
入らせていただきます
出雲市には横穴式石室が多く残り、しかも石室内に石棺がそのままあったりします
あっ、玄室に石棺が見えます~
家形石棺は、高さ1.9m、長さ3.3m、幅1.7m
日本一の大きさで、身長157cmの私が立つと、石棺のフタのあたりに頭がかかる感じです
玄室の高さは3.3m
石棺は横口式で、閉塞石を受ける刳り込みがあります
石棺の中ですが、フタと身がぴったり合う精巧さ
この加工もすごいけど、石棺は推定で10トンなんですよねウルトラセブンでも運べませんよ
前室にはもうひとつ石棺があったそうで、底の部分だけ残っています
石棺を、なぜこんなに大きくしたのでしょう
出雲に多い家形石棺は、死後の世界での「王の家」と考えられていますだったら、大きくしたいですよね
ここまで大きいと、あの世では豪邸なのでしょうか
私は、お給料を古墳旅で使っていてお金がたまらないタイプなので、一生豪邸は無理です(笑)あぁ~
(参考文献)こふマップ 出雲市文化財課