前回の古墳巡りの続きです大阪府柏原市の松岳山古墳を見て、一旦JR高井田駅に戻りました
次に向かったのは、高井田横穴群です公園化されているので歩きやすく、駅から公園入口までは3分くらい!?という近さでした
赤矢印が公園入口
高井田横穴群は、6世紀半ば頃から始まり、6世紀後半に最盛期を迎え、7世紀後半まで追葬が続いた横穴群です
162基が確認され、うち27基には線刻画があります
どの横穴も、こんな感じで入室不可です。第3支群5号横穴にある人物の線刻画が有名ですが、年2回の公開日にしか見ることができません
10月15日が、今年の公開日ですよ
この日に行けない私でも、線刻画を全く見学できない訳ではありませんでした
フフッ
例えば、この第2支群5号横穴は入室不可ですが、柵越しに線刻画を見ることができます
6世紀後半に造られた横穴です
玄室の奥壁ですが、落書きが多いです(やめてくださいぃ)
台形の線刻画は、住居です写真左側にある箱のようなものは、造り付けの石棺
※楼閣状の建物もありますが、6世紀後半に多層建物があったのかという点で、当時の線刻画かどうか疑問があるようです
造り付けの石棺は、横穴を造る際にここだけ残して掘り進めるのですが、うまいですよね~
玄室、向かって右の壁。わかりにくいですが、真ん中の横線は、柵を表現しています
第3支群7号横穴でも、少し線刻画を確認できました
う~ん、写真にすると見えないです
羨門上部に蓮華が2個描いてあり、軒先の蓮華文軒丸瓦を表現したものかと考えられていますそうなると、これは飛鳥時代以降の線刻画かもしれませんね
史跡公園の北側に、柏原市立歴史資料館があるので寄りました見終えて外に出たら、なんと土砂降り
雨で、見たかった古墳に行けなかったことも多いので、旅割が始まることですし、年内あちこちでリベンジもしたいと思います
(参考文献)高井田横穴群の線刻壁画ー資料集ー 2003柏原市立歴史資料館