前回の続きで、滋賀県大津市の百穴古墳群の見学記です
12号墳の龕(がん)が見たくて、訪問したのですが
南北約150m、東西約250mの範囲に64基の古墳が確認されているので、もちろんその他もチェックしました
全体の状況としては
森なので暗いのですが、ところどころ太陽の光は入ってきます墳丘は流出していますし、横穴式石室も崩壊多数ですが、その残り部分を確認できます
古墳群入口から近い8号墳
この先に9号墳があります
9号墳は、羨道はないですが、玄室の側壁と奥壁はありますここで唯一石棺が残る横穴式石室です
側壁は持ち送りで、これがこの古墳群の特徴ほとんどの横穴式石室に持ち送りがあります
中は高さ3.1mなので、結構大きく感じます。
石棺が残っていますが、フタなしで身だけ
石棺長さ2.03m、横幅1.01m、高さ0.37m
9号墳から西に進むと、竹の生えた21号墳があります
天井石はないですが、やはり持ち送りがある横穴式石室
撮影していたら、どれが何号墳かわからなくなりましたこちらは「番号確認できなかった墳」です
玄室奥壁ですどの石室もそうなんですが、このように幅&高さが1mを超えない石材が使われています
ここで、私は退却ヤブ蚊に耐えられなくなりましたが、再訪したいですね
断定はされていないのですが、双室墳が2基あるようなので、ちょっとムラムラしています
さて私は、会社の帰りによくカフェで読書しているんですよロングヘアでつけまつげ、キラキラ派手ネイルで古墳調査報告書をガン見している女性がいたら、それは私です都内のカフェにいますので、見かけたら声かけてくださいね(笑)
(参考)埋蔵文化財包蔵地分布調査報告書 大津市教育委員会文化課 1983.3