前回の続きで、福岡県の古墳巡りについてです
築上郡上毛町の金居塚古墳群を見た後、東に進んで穴ヶ葉山古墳群のある丘陵に向かいました
徒歩で約20分、駐車場あり
元々、ここの丘陵には100基を超える古墳があったと言われていますが、ほとんど開拓で消滅
今回は、看板の上にある穴ヶ葉山古墳群3基の見学です
下から、2→1→3号墳の順で並んでいます
古墳時代後期の築造。
すべてに横穴式石室があり、1と3号墳には線刻画も描かれています
わ～い
まずは2号墳から
(1号墳が後方にチラ見え)
径14ｍの円墳、山側に周溝あり
南東に開口する単室の横穴式石室は、全長4.7ｍ
玄室は、中央幅1.9ｍ、壁の長さ(南側)2.3ｍ、壁の長さ(北側)1.8ｍ
高さは、一番低いところで1.4ｍなのですが、天井に凹凸があるので全然立てないことはないです
玄室奥から見て左側の壁
ボコボコして雑なように見えますが、これが古墳時代から崩れずに残っているってすごいです
玄室から外を見たところ
こちらは、2号墳の上にある1号墳です
径23ｍの円墳で、山側に周溝あり7世紀の築造
ここの横穴式石室には、鳥や木の葉、魚などの線刻画が描かれているのですが、柵があり入室禁止でした
石室は、無袖で全長10ｍ
柵がある場合はこうして隙間から撮影しているのですが、何だか盗撮でもしているかのような変な気分になってきます(笑)
だいたい、古墳が好きだと行動が怪しく見えるんですよ
神社の脇でゴソゴソしていたり、森林の中で土饅頭を眺めてニヤけていたり。
なんか不審者ですよねぇ～(笑)
(参考)史跡穴ヶ葉山古墳 福岡県築上郡大平村大字下唐原所在古墳の環境整備・調査報告 大平村文化財報告書第10集 1999 大平村教育委員会