千葉県成田市の上福田岩屋古墳(上福田7号墳)を見てきましたJR下総松崎駅から、徒歩約20分少々くらいです
横穴式石室ありぐふふ
大竹・上福田古墳群に属している古墳ですが、この古墳群自体があまり調査されておらず、小規模古墳などは不明という状況です
復元した場合の本来の大きさは、1辺34mの方墳
南側から撮影しましたが、方墳の対角線が東西南北になっているんですよね~
横穴式石室が、右側にチラ見え
遺物がないので確定ではないのですが、築造時期は7世紀中葉から後半と考えられています
南東に開口している横穴式石室
羨道から奥壁まで、全長約4.4m
切石積みなんですが、よく見ると石がボコボコしています
木下(きおろし)貝層から切り出された貝化石の砂岩を使っている、こだわりの石室なんですね~
両側に屍床、しっかり残っています
左右に空間が造られており、ここT字形石室なんですよ
外を振り返り、しばらくT字形を満喫しました
玄室、高さ最大約2.4mあるので、十分立てます
奥壁、側壁は持ち送り。
こちらは直線距離で約1kmくらいの
龍角寺岩屋古墳ですが、横穴式石室にやはり木下貝層の貝化石が使われています
木下(きおろし)貝層って、知らなければキノシタって読んでしまいますよね
この近くの地名で、将監=ショウゲン、草深=ソウフケというのもあります難しくて読めませんでした~
(参考)
成田市史 原始古代編 成田市 1980年3月