前回の続きで、栃木県宇都宮市の古墳についてです
上戸祭町に、円墳としては大きめの大塚古墳があります
JR宇都宮駅から戸祭台三号行きのバスに乗れば、近くまで行けます
直径53.4ｍ、高さ6.2ｍ
6世紀後半の築造
この大型円墳は「載頭円錐形」という形なのですが、難しく聞こえますよね
簡単に言うと、円錐の頭部分を横にカットした、いわゆるプリンの形のことなんです
このプリン古墳は、二段築成
一部には段がまだ残っているので、歩かせていただきました
多分ですが、こちら南側に埋め戻された横穴式石室があると思います
間違っていたらごめんなさい
昭和30年代に、盗掘団が石室の刀を盗みだそうとしたことがあります
その時に専門家が盗掘坑から入り、測量調査だけ行いました。玄室長さ5.17ｍ、高さ2.14m
このプリン古墳から北に70ｍ進むと、オオジノ古墳群があります
9基の円墳ですが、未調査
草がすごすぎて、円墳に近づくことも不可能なので、撤退
これは、プリン古墳の横に植えてあった静桜(しずかざくら)
源義経を追って旅をしていた静御前が、杖を塚にさしたら桜が咲いた。これが静桜にまつわる伝説なのだそうです
看板によると、義経の討死を知り、自分も病気になって静御前は亡くなった…。なんと切ない
くぅ～
どうか綺麗な桜が咲きますように
（参考）
横穴墓から見た那須地域 栃木県なす風土記の丘資料館 平成二十一年度企画記念展シンポジウム報告書