栃木県宇都宮市の古墳について書いてみます
宇都宮市では長岡百穴という横穴墓が有名ですが、その北西500mの丘陵に瓦塚古墳群があります6世紀後半の築造と推定
市内では最大級の古墳群です
42基(消滅含む)で構成され、ここの親分は全長48mの前方後円墳だと考えられています
古墳群入口に「瓦塚古墳」という縦長の細い看板があり、そこから丘陵を登ると、山道沿いに円墳がボコボコ見えてきます
15号墳は、直径17m
円墳で直径20mの29号墳まで来ると、前方後円墳はもうすぐです
親分に会えました~前方後円墳で、24号墳です
ずいぶんと平坦ですね
後円部に横穴式石室(全長7.65m)があるのですが、破壊ぶりがスゴイらしくて埋め戻されています
現状では、前方後円墳の形がかなり崩れています
現地看板にあるこの形を期待して見学するとあれっ?ということになるので、テーブルだと思って訪問するのがいいかも
後円部から前方部を見てみましたが、高低差がほぼないのです
25号墳は直径18mの円墳で、横穴式石室の石材が残っています
平成3年に、作新学院高等部社会研究部によって古墳が調査されたことがあるそうで、高校で調査できるなんてうらやまし~
私の高校にそんな素敵な部活はありませんでしたが、今でも同級生とはよく連絡とってます
クラスのみんな、こんな古墳オタと仲良くしてくれてありがとう~
【参考】
宇都宮市埋蔵文化財調査報告書第104集 瓦塚古墳 平成31年3月 宇都宮市教育委員会