ちょっと前なんですが、千葉県長生郡長柄町の史跡・長柄横穴群に行きました
高壇式という東上総地方独特の構造で作られている、珍しい横穴墓があります
※線刻画もあるけど、見学不可。横の資料館にレプリカあり。
小湊鉄道バス停「徳増」から、徒歩15分くらいです
徳増支群(21基)には見学道があり、古墳オタに優しい横穴墓群でした
横穴墓群の築造年代
6世紀第4半期からで、7世紀中葉がピーク9世紀まで追葬あり。
横穴墓は高壇式という変わった造りなのですが、ロフト風?の掘り方なんです
玄室が、人の身長かそれより高い位置に掘られています
第1支群の11号墓には、見学用の階段あり
ここの高壇は、高さ1.6m
ん
羨道の両壁が波状になっています
剥離した跡なので、粘土か何かを塗り塗りしたんですね
資料に「泥岩でもろい壁面をかためるために、粘土層を作ったと思われる」とあるのですが、このことかしら
違っていたらごめんなさい
玄室は、幅4.2m、高さ2.25m、長さ3.4m
棺座2。
見事な掘り込みです感動しすぎて涙腺崩壊
天井は寄棟の形住めそうな気がしてきました
保存状態が良いとはいえ、傷つけてはいけないので、気を付けながら見学続行しました
~続く~
【参考】長柄町横穴墓群徳増支群発掘調査報告書 平成5年度 千葉県教育委員会