前回の続きで、山形県の古墳巡りです
南陽市二色根(にいろね)の、二色根古墳群を見てきました
現存で3基あります
蒲生田山古墳から30分くらい歩いて、まずは目印となる薬師寺へ薬師寺の前を左に入り、徒歩10分くらいで到着
普段は3分以上歩きたくない私ですが、古墳巡りの日は別人に生まれ変わってよく動きます
現地看板では、古墳は8世紀前半頃(奈良時代)築造とされていますが、市報には7世紀末の飛鳥時代に埋葬と書かれています
8世紀に「追葬」され、副葬品からは7世紀末の古墳と考えるようなので、私は飛鳥時代築造だと信じて見学しました
ザ・古墳時代の古墳が好きなのですが、時代がずれたらどう形が変わるんでしょうね~
1号墳、円墳埋まり気味
※周辺は私有地ですので、荒らさないように注意です。
2号墳に向かいますが、古墳は山の中にポコッと3基並んでいる感じでした
2号墳胴張型の横穴式石室。
奥壁あり
横穴式石室は、長さ2m40㎝、幅1m40㎝、高さ1m80㎝。
3号墳横穴式石室の一部のみ残存
どの円墳も崩壊気味で、墳形がわかりにくかったです
気になったのは、2号墳から和同開珎が発見されていることなんです2回目に埋葬された人物の所有品だと考えられますが、主に畿内周辺で流通していた銅貨を山形県の人が持っていたんですね
和同開珎で何を買おうとしたんでしょう
私だったら、手堅いタイプなので、一旦貯金しますね(笑)
【参考】~南陽を拓いた古代豪族の墓~ 二色根二号墳 平成 25 年8月1日号 市報なんよう