前回の続きで、広島県三原市の古墳巡りです
本郷町の貞丸1号墳に萌えた後、約40m上方にある、貞丸2号墳に向かいました
お堂があり、裏手の山道を上がると5分かからず着きます
墳丘は崩れていますが、横穴式石室は残っています
古墳時代後期の築造
現地説明版に、墳形の記載はありませんでした
奥行5.1m、幅2.1m、高さ2m
立ったまま入ることができますねお邪魔いたします。
うーん、美しい
実は、石室の規模、構造、真南を向いて開口している点など、1号墳と類似点があるんですよね
1号墳との関係性がプンプンしてきますね~
平面図では、左に袖石があるんですが。
あれっ袖石がなくなっています
元々、家形石棺もあったらしいとの話ですが、それも行方不明です。お堂にある石碑の台になっている石が、石棺の蓋だという話が伝わっています
土台にしちゃったのかしら…
ここから徒歩10分くらいの南方神社に行くと、二本松古墳の組合式家形石棺を見ることもできます
※二本松古墳は見当たりませんでした。石棺のみ。
ナイスな屋根の形縄掛突起もしっかり残っていますので、古いタイプの家形石棺でしょうか
神社拝殿の踏石や手水鉢として使われていましたが、復元したそうです。(えっ、踏むような石に転用…汗)
逆側は開いていました
この石材、兵庫県産の竜山石なのですが、よくぞここまで運んで来たと思います(←いや、車はないって)
野ざらしなので、屋根を作ってあげたいなぁと思いました
【参考】三原市史 第1巻 1997.2