緊急事態宣言中なので、古墳旅自粛中
最近は、昨年行った古墳ばかりを載せているのですが
今回書く古墳群は、ちゃんと調査報告書を読んでから載せたいと思っていました
調査報告書で「従来の常識にはなかった」と表現されているほどの超珍しいものがある、岐阜県養老郡の象鼻山古墳群のことを書いてみます
最寄りは、養老鉄道・美濃高田駅
計70基の古墳があり、2世紀後半から7世紀初頭の築造
日暮れなので、暗くてすみません
ボコボコ見えるのは、円墳&方墳のスペシャルミックスです
これが見たいと思って訪問しています3号墳
直径17.5mあり、円墳のようにも見えますが、実は
円形上の墳丘は、70m×86.4mの人工的な基壇の上にのっています基壇を黄色の線で入れましたが、私は素人なので、正確ではありません。イメージでご覧いただけますと嬉しいです
上円下方墳という珍しい形の古墳がありますが、2段式ですね
象日山の3号墳も2段式で、「上円下方壇」と表現されています
大きくて、も~ビックリ
こうして見ると、墳丘(赤い線)右の平坦部が前方部に見えたりもしますし、最初は大きな基壇だと思われていませんでした。
でも、70mクラスの方形壇状施設だと判明
3号墳の築造時期は、弥生時代後期と考えられています
墳上に祠があったので、黄色でマークを入れました
墳丘の上から基壇の端を見て、線を入れました
右の古墳に少しかかるくらいまで、基壇があります
横から見て、基壇だった平坦部を確認
儀式の場と考えられています
本当に素晴らしい見学が出来たのですが、ここはバスもないし、タクシーで行こうとしたら「今タクシーが近くにいません」と言われて…
ガーン。やむを得ず歩きました約50分(笑)
きつかったです
【参考】象鼻山古墳群発掘調査報告書 第1~4次発掘調査の成果 養老町教育委員会 2010年3月