緊急事態宣言のため、古墳旅自粛中DASH!

2020年10月に訪問した、島根県安来市の墳墓について書きますねラブ

安来市は、古墳だけではなく、四隅突出型墳丘墓がとても多く、萌え墳墓の聖地ですドキドキ

西赤江町・中仙寺古墳群の中の中仙寺墳墓群を見てきました旗

上矢印古墳群には、四隅突出型墳丘墓&古墳=15基あったのですが、宅地造成で破壊され、残るは四隅突出型墳丘墓2基のみ旗

これは9号墓で、弥生時代終わり頃(3世紀)の築造レンチ

上矢印現地説明板がもう薄いのですが、墳丘18m×15m四角オレンジ

突出部を含めると27m×22.5mひらめき電球

上矢印四隅の角が、にょ~んと引っ張り出したように出ている部分が特徴ですがキラキラ1970年に発見され、当時はまだ珍しい形をした古墳の一種だと思われていたそうですびっくり

上矢印38m~40mの丘陵にあるので、安来平野が見渡せます富士山

上矢印墳上に3基の箱形木棺、墳裾に箱3基の箱式石棺がありました四角オレンジ

上矢印8号墓だと思うのですが、間違っていたらごめんなさいあせる

 

この墳墓に関し、本で読んだ話があります。

仲仙寺墳墓群、近くの宮山墳墓群を残すために苦闘した、発掘担当者さんがいらっしゃいました。

遺跡保護に協力するという確約書を出していたはずの宅地開発業者が、墳墓、古墳を破壊したので、それを食い止めようとしたんです。

 

今、四隅突出型墳丘墓を見学できるのは、当時の担当者さんや関係者さん、みなさんのおかげです。

保護の経緯を本で知ったのですが、ものすごく胸が痛くなるような話が書かれていました。遺跡を保存しようという意識の高い社会になってくれたらいいなと思います。

 

【参考】「倭人争乱」田中琢/集英社

※墳墓群保護の経緯が書かれている本です。