明けましておめでとうございます
昨年は、こんな古墳ばかりのブログをお読みいただき、ありがとうございました今年もよろしくお願いいたします
前回の続きで、高知県の古墳巡りです
昨年12月28日に載せた南国市の明見彦山一号墳から5分もかからない場所に、明見彦山三号墳があります
南国市教育委員会から「古墳が私有地にある場合は、荒らさないように気をつけて見学を」というお話は聞いていましたので
三号墳も、目の前がすぐ墓地なので、注意して歩くようにしました。
現地説明看板によると、六世紀後半築造の円墳
径5mのこじんまり墳です
直刀や馬具だけでなく、2頭の鹿がついた子持ち壺も発見されており、副葬品が多彩だったようです
※副葬品は全て行方不明
私の純粋なハートと同じで、どこに行ったのかわかりません
横穴式石室 長さ4.15m、羨道長さ1.45m両袖式。
玄室長さ2.7m、高さ1.75m持ち送りタイプの側壁。
石が、やや不整形な感じに見えます
これ天井なんですが、このシマシマ石材の名称が気になります何でしょうね
玄室から外を見た感じ
玄門に石を渡す構造(まぐさ石のところ)は、土佐では珍しいようです
この明見彦山三号墳と、近くの一号墳には関係性があり、階級差もあると考えられています
例えるならば、大きな石室をもつ一号墳が社長、この三号墳は部長という感じでしょうか
古墳の帰り道
信仰の場とされているであろう磐座を見かけました気持ちが落ち着きますね緑も多く、癒されるエリアでした
今年も古墳巡りに没頭しますので、よろしくお願いいたします
【参考】弥生・古墳時代における太平洋ルートの文物交流と地域間関係の研究 清家章 高知大学人文社会科学系/2010年3月