今月初旬、高知県で古墳巡りしました
古墳見学前に、ちょこっと寄り道香美市の龍河洞という鍾乳洞に入ってきました
なんと、中に弥生時代の穴居生活跡(約2000年前)があるんです
ここに出入りしていた弥生人の残した弥生土器を、鍾乳洞の中で見ることができます
これがと~っても珍しいので、行ってみました
入場料1200円
JR土讃線・土佐山田駅からバスで行けます
総延長4キロ中、1キロが歩けるようになっています
通行可の通常ルートだと、40分前後で出口まで行けます(係員さんの話)
ただ、上に向かう階段が多いので、結構ハードです
私はじっくり見ながらなので、1時間でした
出口に近づくと、照明が当たっている土器が見えてきます
弥生人が、ここに土器を置き忘れたのでしょうか
炭酸カルシウムに包まれてしまった土器が、動かせなくなって鍾乳洞と一体化
現地看板によると「洞内で水を汲むための弥生式土器」だそうですもうガッチガチに固まっています
炉址
弥生人が、狩猟で得た食べ物を焼くために設けた炉の跡
焼き石、炭くず、灰などが発見されています
洞窟出口すぐ手前の、穴居第一室
約100㎡の広さ石斧、鉄製矢じりなどが発見されており、雨風をしのぐ場だったと考えられているようです。
出口
ここで終了です
係員さんに聞いたお話
推察で、10人前後の弥生人が出入りしていた
定住ではなく、狩猟の間などに短期間滞在するという使い方だったのでは
ということでした
JR土佐山田駅からの龍河洞行きバス
約20分で行けます
鍾乳洞土器は必見ですよ
弥生人の忘れ物なのかもしれませんね