前回の続きです宮崎県宮崎市大字跡江の国史跡・生目古墳群には、全50基中、前方後円墳が8基あります
全長100m以上ある前方後円墳が3基含まれており、このような古墳群は、九州ではここだけなのだそうです
その3基の中のひとつ、22号墳4世紀の築造。後円部の写真です
全長101m、後円部3段、後方部2段。前方部東側に造り出しあり。壺形埴輪も発見されています
後方部に上がらせていただこうとしたら、周囲の草がわっさわっさで、足が埋まるような状態でした
上がって後方部を見ると、ここは草がさほどでもなく、見学可能でした後方部に癒されます(←オタクならではの感覚 笑)
21号墳この古墳群では一番小型の、全長36mの前方後円墳
後円部に埋葬施設があります。
さらにこの前方後円墳をぐるっと囲んで、地下式横穴墓が13基もあったそうです後円部に埋葬されたのが首長とすると、その子孫たち?が13基に分かれて埋葬されているのでしょうか
生目古墳群で一番大きい3号墳137mの前方後円墳
後円部3段、前方部2段
3号墳後円部の手前に写っている、葺石の低い台のようなものさて、これは何でしょう
5号墳(前方後円墳)を復元する際、「古墳時代の古墳造りの職人の技術を会得するため、繰り返し実験や練習を行った場所」なのだそうです
だから葺石が台になっているんですね
その練習のおかげで、9万個の石を使った5号墳を、こうして見ることができていますありがとうございます
博物館で何気なく見ている土器も埴輪も、割れたものが復元されていたりしますが。これだって、復元するのは超大変です
復元作業員さんに感謝しながら、今後も古墳巡りに没頭したいと思います