前回の続きです広島県古墳ひとり旅で、その巨石っぷりに驚いたのが、福山市神辺町にある大坊古墳です
直径14mの円墳(又は長方墳の可能性あり)
7世紀初め頃の築造家族墓なんですね
またもや巨石を使ったダイナミックな古墳全長11.3mの石室。高さ2mなので、立ったまま入ることができます静かな気持ちでお邪魔します。
羨道と玄室がほぼ同じサイズで造られており、その境目に石柱が立っています両側の壁も巨石
玄室の真ん中に石が2本置かれ、部屋が前後に仕切られています目地(石と石の間)に、古墳築造時に塗り込まれたとされている粘土状物質もありました
大坊古墳がそのまま約1/2に縮小されたような古墳も見てきました福山市駅家町の狼塚2号墳です
7世紀前半の築造で、石室は約5.4mここも、羨道と玄室がほぼ同じサイズの設計。大坊古墳の石室と構造が似ており、近くの大佐山白塚古墳(同市)もまた近い造りなので。
これらの古墳は、同じ技術者集団が作ったのではと考えられています
このあたりに、当時『巨石古墳ならお任せください』という(株)古墳建設の皆さんがいたのかもしれませんね
古墳情報
11月27日。タクシー運転手さんより「大佐山白塚古墳は、道が崩れているから今は行けないよ」ということでした