暮れも迫った昨日、2016年の公演見納めに大学路に向かいました。


マロニエ公園ではなにやらにぎやかな音楽と人だかりが出来てます……


マジックやマリオネットショーをやっていましたよ!
頬を刺す風が冷たい一日でしたが、みなさん寒さを忘れて熱中して見てましたね。


やってきたのはユニプレックス。
この会場は初めてです。


公演品目は「THE UNDERDOG」です。
こちらのミュージカルは単なるミュージカルではありません。


実は犬の殺処分に関して問題提起するために作られた作品なんです。
韓国では年間10万頭以上の犬が捨てられたり、放棄されたりで殺処分になっているそうで、そんな殺処分を減らそうと思いから派生したミュージカルです。


この日のキャストのみなさん。
全員殺処分を待つ犬の役です。


こちらの会場、かなりの高低差があります。
私はA席だったんだけど、二階席の一番後ろ側でした。
A席は私しかいなかったのか、二階席の4~5列目までしか観客はなく、そこから数列後ろになって私一人ぽつんと席がありました。
そして開演前に係員から、この後方エリアには後から周囲にスタッフなどが着席するので、途中で少し騒がしくなる可能性があると説明が……(-_-;)
この時点で少し嫌な気がしたんだけど、まぁ、そんな席を取ったのも自分だし、と我慢することに。


こちら撮影可能なカーテンコールになった際に私の席から撮ったものです。
舞台中央で演じられている分には問題なく見えます。
ただ前方だったり、セットの上(3層)で演じている姿は見えません。
一応チケットとして売り出しているのであれば、演出上必要な場面で、きちんと演じている姿が視界に入る席を売りだして欲しいと思いましたね。
もしくは予め注意事項として販売時に席のグレードに案内があれば……


とまぁ、会場の件では少しモヤっとしたけど、公演では席によっては演じている姿が見えないのも仕方ないのかな?!とも後から思いました。
しっかり観たければ高い席を!ということですよね(^_^;)


でもこちらのミュージカル自体は内容も考えさせられるテーマだし、良い作品だと思いました。


韓国でもペットとして、犬や猫を飼う人が増えているそうですが、反面安易に飼って後で手に負えないと放棄するケースも多いのだそうです。
またペットショップでも生まれて数ヶ月の犬ばかりが人気で、大きくなればなるほど引き取り手がつかなくなるようだけど、いつ見ても店頭には小さな子犬ばかりが展示されています。
そんな何人ものお客さんが出入りしている様子もないのに……
そんなペット事情に一石を投じるミュージカルとして、多くの人に知ってもらいたい、観てもらいたい作品です。