シーランド公国をご存知でしょうか。
地理的にはイギリス南東部に位置し、
人口4名(2020年3月現在)の超小国です。

1967年に独立を宣言し、
(法廷)闘争の末に独立を勝ち取った(※)
ステキな国家。
それがシーランド公国です。

※イギリス司法の管轄外のため、
領地の帰属が曖昧なだけの模様。


さて、前置きはここまで。
今回はシーランド公国で販売(!?)されている
爵位を買ってみようという企画です。

まずは公式サイトにアクセスします。
これがホームページ。
ちゃんと国章もある一端の国家然としています。
多言語対応もしていて、
英語以外ではフランス語、ドイツ語、スペイン語、ロシア語で見ることができます。

まあ、よく見れば
通貨(currency)がプルダウンで選択できたり、
オンラインショップのカートアイコンがあったりと、
要するにECサイトなわけですが。

細けぇこたぁいいんだよ!
ってことでショップに行ってみましょう。

先頭は件の爵位。
男爵・伯爵・騎士・公爵のバリエーションがあります。
もちろん階級によって値段は違い、公爵が圧倒的に高いです。
男爵が一番お手頃で約30ポンド。
理由は分かりませんが男爵より騎士の方が高いですね。騎士は厳密には貴族ではないのですが。
単に響きがかっこよいから高いのかな。(邪推)


今回は男爵をチョイス。
どうせなら公爵位を叙されて
デュークイワマを名乗りたかったのですが
あえての男爵位です。

理由はこれ、プレミアムタイトルの存在。
何と!マイケル・ベーツ公のサイン入り!
これが選べるのは男爵位だけ!
一国の主が一介のもの好きに直筆サインをさせられる…
そんなちょっとした優越感がたったの15ポンド。
安いか高いかはあなた次第です。



タイトルにつく呼称も選べます。
男女でももちろん呼称は違います。
ロード呼びもいいですが
男爵ならばバロンで行きましょう。


名前は本名である必要はありません。
公的な証明(?)に使うなら本名で。



IDカードも作れます。
20ポンドと高い気もしますが
割ときちんとそれっぽく作ってくれるのでまあ仕方なし。
爵位と一緒に購入すれば5ポンド安くなります。
安くなった上で20ポンドなので注意。


まだあります。
続いて領地。
貴族たるもの領地があってこそ。
買います。これも20ポンド。


全て選択してこんな感じ。
合計約115ポンド。
単に男爵位だけなら30ポンドですから
うまく商魂に乗せられたと言っても過言ではありません。
でもでもだって、サイン入れたいし、カードや領地もマストですよね?
( °д°)


ここまで来たらカートへ進みます。
公国の男爵にオレはなる!


カートの中身を確認。
チェックアウトに進みます。

 
次は発送先情報を入力します。
ここはちょっと緊張しますね。
英国式では基本的に住所は逆から書きます。
住所の書き方は検索すると出てきますので
それに合わせて入力しましょう。
多少間違っても郵便番号で何とかなります。
郵便番号はもちろん日本のものでOK。


続いて支払い。
ビットコインでも払える模様。
プライバシーポリシーへの同意ができたらオーダーします。


オーダーできました。
プリントして保存できる親切設計です。
この内容はメールでも届きます。


あとは待つだけ…
と言いたいところですが
IDカードと領地を注文すると
もう一手間必要になります。
その辺は次の記事でご紹介しますね。

では!