※ネタバレあり。
玉三郎を見に来ました。
話は…全然知りません。
イヤホンガイドによると蘇我入鹿の時代の話だそうで、それはわかんないなぁ💦
もう少し前の時代だったらよかったのに、と思いながらイヤホンガイド聞いていればまぁ大丈夫なので今回も頼り切りです。
場名にもなる「吉野川」とは、紀伊国の背山と大和国の妹山とを隔てる川のこと。
紀伊国の領主・大判事清澄(松緑)と大和国を守る太宰の未亡人・定高(玉三郎)は、領地をめぐって争いを繰り返していました。
しかし、大判事の息子・久我之助(染五郎)と定高の娘・雛鳥(左近)とは、敵対する家に生まれた者同士とは知らずに恋に落ちます。
久我之助と雛鳥が恋仲であることに目をつけたのが蘇我入鹿(吉之丞)。
大判事と定高の不仲は見せかけのもので、実は両家が結託して自分自身に謀反を企てているのではと疑います。
そして、大判事には久我之助を自分に仕えさせるよう、定高には雛鳥を自分の妾に差し出すよう命じ、それが聞き入れられないのならば首を打てと言いつけます。
悲痛な面持ちの大判事と定高は、それぞれ我が子に入鹿の命令を伝えます。
久我之助は主君への忠義を果たすために切腹することを決意し、雛鳥も久我之助と結ばれないのならば首を打ってほしいと定高に頼みます。
久我之助と雛鳥の最後の願いは「せめて愛する人にだけは生き延びてほしい」というものでした。我が子の思いを受け止めた大判事と定高。どうにか相手の子だけは救おうとするのですが……。
(ネットより)
まぁ、ざっくり言うと『ロミオとジュリエット』なのよ。
上のセットも美しいんだけど、川を挟んで両家がある時点でもう、ね。
またこの舞台は上手側と下手側、両方に花道があって、絶対相容れないんだなというのがわかる。
しかし、久我之助は仕事とかあるから冷静なんだけど、雛鳥はもう恋に狂っているカンジでハラハラする。
だいたい雛鳥っていう名前がDQNぽくない?
こんなんで武士の妻になれるかな?なーんて。
でも、お互いを想う心は本当で、雛鳥は久我之助を助けるために蘇我入鹿に嫁ぐことを決めるが定高はこれではいけないと思い直す。
一方久我之助は今まで通り帝に仕えたいと願い、蘇我入鹿を拒否するために切腹することを決める。
父も涙ながらに息子の決断を受け入れる。
染五郎いい男に育ってるなぁ(笑)
もうめちゃめちゃイケメンなのよ。
上の写真じゃわからないけど、着物に桜とか描かれていて本当に素敵なの✨
なのに何で若い二人が4んで終わるのか、予想以上に話が重くてつらかった。
あと久我之助が切腹したあと介錯するまでの時間がやたら長く、その間ずっと突っ伏していなければならないので、
それめっちゃ辛くない!?って思ってしまった。
また雛鳥が亡くなったあと雛祭りのお道具を嫁入りの代わりに川を渡すんだよね。
で、最後に筝をひっくり返して船に見立て、それに駕籠を乗せて雛鳥の首を入れて久我之助の元に送るんだけど、
ちょっと悲惨すぎない(^^;💦?
そもそも女の力で首を落とせるのか?
しかも娘の首を川に流したあと定高は焼香しながら見送っており、ずいぶん準備万全だなぁ、と思ってしまった。
めちゃめちゃ美しいセットにめちゃめちゃ悲惨なロミオとジュリエット。
いや、いろいろびっくりした。
こんな悲惨な話だとは思わなかった。
こないだ見た『桜姫東文章』も「ないわ~💦」って思うとこ多かったけど。
なんか歌舞伎って今の感覚とは違うところがたくさんあって驚くわ~(^^;💦