第1号坑ほどのインパクトはない(失敬!)第2号坑。
現在も発掘作業が続けられており
ここでは弓兵俑、戦車兵俑、騎兵俑、
複数で構成された戦車兵俑の
4種類の陣営が
向かい合って並んでおり、
深さは5m、
改めて・・・胸に迫るものがあるわぁ…
第2号坑で発見された兵俑は
ボウガンなどを構えてたんだって。
現在の姿は兵器を持たない姿だけど、
姿勢が攻撃の態勢だもん。
その立ち姿からは緊張感が伝わってくる。
この方は軽装(鎧なし)の歩兵さん。
跪射俑
中級軍吏俑
この階級兵俑の共通点は、鎧を身に付けていること。
そして頭上には一種の冠のようなものを載せていること。
爪先が四角い靴を履いているのが特徴。
階級(身分)が高いほど、爪先も高くなっていくらしい。
中国には『趾高気揚』という四字熟語もあって、
爪先が高くなるほど気分も高揚てな具合らしい
高級軍吏俑
見よ、この貫禄。
第2号坑では7体ほど存在し、階級は最上級、『将軍』。
ほらほら、靴の先が反ってる~
装飾された冠をかぶっています。
当然、鎧も身に付けていらっしゃいます。
しかもその鎧には縁取りまであります。
位が高い兵俑ほど、手が込んだ造りになっていて
ごらんのとおり、爪もきれいに再現されているし、
血管(静脈)までもくっきり見えるほどの丁寧ぶり。
鞍馬騎兵俑
右手には弓を、そして左手には馬の手綱をにぎった姿の兵俑。
当時、鞍の技術はあまり発達しておらず
胴部と臀部(?)のみを固定。
騎馬の技術の初期段階だったのだろう、と考えられています。
第2号坑の兵馬俑は、2200年前のそのままの姿で発見され、
第1号坑とはまた違った意味で注目を集めたのだそう。
発見された当時はパネルの写真のように色鮮やかだったけれども、
発掘され空気に触れると、みるみるうちに
退色してしまったのだそう。
現在ではその色彩を保存できる技術が開発されるまで
発掘作業は休止されていると言われています。
聞けば聞くほど
すげーーー・・・
しかもリアルっぽすぎてコワイ
広さは東西124m、南北98mに及ぶんだと。
立射俑