時には昔の話を | Yearnings of the Wind ~ともこの世界放浪記~

Yearnings of the Wind ~ともこの世界放浪記~

29歳旅人  2012年4月より放浪開始
中国や中央アジアを放浪後、何を血迷ったのかチャリダーに転身
上海から南へ向けてチャリチャリ移動したり沈没したりしながら、
ユーラシア最南端まで完走。
今後も旅に生きるつもり
現在地:日本  ⇒2015年春 旅再開予定★


時には昔の話をしようか
通いなれたなじみのあの店
マロニエの並木が窓辺に見えてた
コーヒーを一杯で一日
見えない明日をむやみにさがして

誰もが希望をたくした
ゆれていた時代の熱い風に吹かれて
体中で瞬間(とき)を感じた そうだね

道端で眠ったこともあったね
どこにも行けない みんなで
お金はなくてもなんとか生きてた
貧しさが明日を運んだ
小さな下宿屋にいく人もおしかけ
朝まで騒いで眠った

嵐のように毎日が燃えていた
息がきれるまで走った そうだね

一枚残った写真を ごらんよ
ひげづらの男は君だね
どこにいるのか今ではわからない
友達もいく人かいるけど
あの日のすべてが空しいものだと
それは誰にも言えない

今でも同じように見果てぬ夢を描いて
走りつづけているよね どこかで


『紅の豚』より 作詞.作曲 加藤登紀子


 

紅の豚

1997久石譲、 アニメ・サントラ 
時には昔の話を
 

この曲を聞くとある旅人のことを思う
私はその旅人に憧れ、恋をしていた。