「完全版 創価学会」
新潮新書
島田裕巳

どんな宗教も教祖(または設立者)が亡くなると、いくつかの派閥に分かれてそれぞれ好き勝手に振る舞うようになり、争いが起きるのが常なのに、創価学会はこれまでそういうことが起きていないのがすごい。

池田大作氏は設立者ではないとは言え、信者の拠り所だったのは言うまでもなく、彼の存在が大きかったのだろう。

亡くなったいま、この巨大な組織がどうなっていくのか、興味を持って見ている。