『エデュケーション 大学は私の人生を変えた』は、タラ・ウェストーバーによる自伝的作品。彼女は、アメリカの山奥で生活するモルモン教の家庭に生を受け、害悪だからと学校で教育を受けられず、病院にも行ったことがないという特殊な環境で育つ。
しかし、そんな環境から抜け出すべく奮起し、地元の大学へ進学することに成功。やがて、ケンブリッジ大学、さらにハーバード大学に進み、博士号を取得する。

本書では、幼少期の家族との関わり、大学での友人や教授との関わり、といったことが書かれていて、さまざまな困難を乗り越えていく過程も詳しく描かれている。
教育を受けることの重要性を改めて考えさせられる一冊だった。